今日はOMD(オーケストラル・マヌヴァーズ・イン・ザ・ダーク)の特集です。
いや、もう略さないとやってられないあまりに長いバンド名。
アンディ・マクラスキーとポール・ハンフリースの2人を中心にしたテクノ・ポップのユニットです。
1979年にデビューし、1980年2ndアルバム『Organisation』収録の、
♪Enola Gay(エノラ・ゲイの悲劇 )(全英8位)
が最初のヒット曲ですが、
広島に原爆を投下した飛行機のことを、こんなにポップな曲にするのってですね...
手元に歌詞カードがないので、これ以上はコメントできませんが。
クラフト・ワークに影響を受けているらしく、シンセの音は典型的なピコピコ系。
最初に聞いた彼らの曲は、1985年の『クラッシュ』収録の、
でした。以前ほどのもろにピコピコ系って感じではなく、大人っぽいラブソング。
サビのファルセットもお洒落なナンバー。
彼らにとってアメリカでの最大のヒット曲は、
映画『プリティ・イン・ピンク』のサントラ収録の、
♪If You Leave (全米4位)
その前の「ソー・イン・ラブ」もですが、イントロからAメロ、サビまで平均的にいい感じなメロディ。
逆に言えば、サビをもう少しキャッチーにすればもっと売れるのにという気も。
でも、この「ほどほど」な感じが彼らの魅力だったりします。
1991年、ポール・ハンフリース脱退後に発表の『シュガー・タックス』は、
♪Sailing On The Seven Seas (全英3位)
♪Pandora's box (全英7位)
のヒットでアルバムとしても全英3位の大健闘。
前者はテクノでシャッフルということで、何となくデペの『パーソナル・ジーザス』に近い印象。
後者は古い映画の映像をうまく使ったモノクロのPVが印象的です。