ここ最近で面白い木彫りのサインを何点か出掛けましたので
アップします
辻堂 湘南テラスモール
イタリアン マルゲリータ・キッチン
シンボルサイン
マーガレットの花をモチーフにしたお店のエントランスを飾るサインです
ラワンの無垢材を貼り合わせ、ノミ跡を残して一気に彫り上げました
テクスチャーは粗く大胆に、塗装は明快にカラっと仕上げることで
爽やかさと味わいの両立を図りました
表面のテクスチャーは粗いまま
ブレードサイン
一枚の板を両面同じデザインで彫ってあります
余白の部分を彫り下げることで
モチーフ、文字、枠を飛び出させています
塗装前
ファサード切り文字
ラワン無垢材から切り出し
平ノミで中心から打ち下ろして彫りました
こういった彫りの仕事は、丁寧に手を入れすぎると
手仕事のぬくもりが出すぎてしまうことがあります
エッジを残したソリッドな印象にするためには
突き放すような無骨さが必要な場合もあります
KITCHENの文字はスッキリとスチールです
銀座 日本料理
豆寅
看板 ケヤキ
ケヤキの一枚板を柿渋で着色
深い色味に仕上げました
文字が小さめだったので目を引くよう密度の高い彫り方をしました
全体にしっかりとうづくりをかけ、木の持つ表情を引き出しています
魚看板
杉玉をエサに見立てインパクト抜群
ツガの柾目板にうづくり
鯛がモチーフです
浅草 和食
たつみ屋
看板
十数年以上前に製作した看板が老朽化で交換のため再製作
耐久性を高めるため板を杉から米杉に(5枚ハギ)
枠もヒノキを使いカマボコ型にしました
盤面はバーナーで焼き杉にした上で防腐撥水塗装
枠もエイジングしてあります
こちらが以前のもの
サイズや文字は同じですが耐久性は格段に上がったと思います
尚、今回は彫りと塗装の作業を若手スタッフに託してみましたが
なかなかの良い出来だと思います
後進の育成も大切