これまでのDUCATI 916 と HD スポーツスターはキャストホイル
タイプで製作しましたが、今回のDUCATI 900SS は依頼者の方の
要望でスポークホイルに、挑戦してみました。
実車の細いスポークをどこまでデフォルメして表現するか、
悩みましたが、何とかスポークホイルな感じになったと思います。
12mmの角材をミニ旋盤(レース)にセットして、1本づつ削り出しです。
一日中、こればかりだと流石にウンザリします。
粗削りした後は直径 5~6mmに加工します。
仕上げはペーパー掛けです。
油断すると削れ過ぎてしまうので、ちょっと緊張する場面です。
このスポークを片輪に24本使用します。
ホイル内径にR(アール)のくぼみを設け、このくぼみにスポークの
片方を差し込んで、全24本のスポークでホイル内径を支持する形と
なっています。
全24本で支持したタイヤの完成です。
これからタイヤの外側を適度なR(アール)で加工予定です。
フロントとリアのを並べるとこんな感じです。
スポークはもっと細くしたかったのですが、まぁ良しとしました。
THE END