二次試験当日、我が子が受験する学校に行くのはこの日が初めてだった。
学校説明会も、願書提出時も、1次試験の時も、我が子は一緒に来てない。
近所でもないので、学校を写真でしか見たことがなかったのだ。
学校で受付を済ますと、子供は椅子に座って待機させられる。
立ち歩いたり足をブラブラすることなく、姿勢良くきちんと座っていられることが
望ましい。
が!!我が子は足をブラブラしまくり・・・・・・。
事前に何度か言い聞かせたことはあったのに、びっくりした。
受験教室の先生が言っていた言葉が脳裏をよぎる。
「足をブラブラしている子は目立つんですよ~」
・・・まさに今の我が子だ。
そばに行って注意したいが、親の待機場所からは離れているため
遠目に見ていることしかできないもどかしさ。。
しかし、小学校の先生の話が始まると足のブラブラを止め、きちんと耳を傾けていた。
受験を終えて戻って来た我が子の第一声は
「楽しかった!」
である。
戸惑ったり不安になることも無く、笑顔で帰ってきた我が子を見て
嬉しくて涙がこぼれそうになった。
というのも、受験前最後に通った直前講習で、我が子はある行動ができなかったために
評価があまりにも悪く、私はショックと絶望感でいっぱいだったのだ。
しかし本番では何事も無く無事に終えることができ、それだけで本当に満足だった。
帰宅して、その日のうちに受験準備に使った問題集を片付けた。
こうして我が家の受験は終わったのだ。