手塚治虫の名作のひとつ、ブラックジャックをようやく読み終えた。(^-^)v
今までも断片的ではあるが読んだことがあるのだが全巻を揃えようと思って調べたのが去年、いや、おととしくらいだったかな。
1話完結のストーリーなので結構な数を読んだはずだが、調べてみると読んだことがないと思われるタイトルもたくさんあったからだ。
そして全巻セットと言いながらもいくつも種類があり、それぞれ微妙に掲載してあるストーリーに違いがある。
そして迷った末にオイラが買ったのは講談社から出ている『手塚治虫文庫全集』のものだ。
全12巻。

今時のコミックと違って、1冊に収録されている量がかなり多めなので気が向いたときに少しずつ読んできた。(^_^;
しかし、手塚治虫と言えばやはり『火の鳥』が最高傑作だと思っているが、ブラックジャックの各エピソードの端々に先見の明を感じる描写がある。
そしてこのころの漫画家の作品は大抵ギャグが差し込まれている。(笑)
いわゆる小ネタだ。ひょうたんつぎが出てくるような場面もそうだが、それ以上にストーリーそのものがその当時の世相を皮肉ったものだったり、登場人物などの名前にもひとひねりあって、おもわずクスッとなる。(爆)
ただし、昭和の常識だったので仕方ないとはいえ、セリフの言い回しには今なら○○ハラスメントと言われかねないものが少なからずある。外国人、特に黒人系の描写も当時としては当たり前だったがいまだと問題になりそうなものも多い。(^_^;
まあ、近年ではよくある、『作者の意図を汲み、オリジナル作品のまま』にしてあるというエクスキューズももちろんある。(苦笑)