アブラゼミ | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

オイラは生まれも育ちも東京の下町だ。
オイラが子供のころは東京と言えどもまだ空き地があったり、造成途中の場所があったりしたせいで、
水たまりにはアメンボ、ヤゴがいて、当然、トンボやちょうちょも多かった。
セミもニイニイゼミはそれほど多くはなかったものの何種類かのセミの鳴き声を聞くこともできた。
一番多かったのはアブラゼミだ。子供心にミンミンゼミの涼やかな水色の方がかっこいいと思っていたが、圧倒的にアブラゼミが多かった。ミンミンゼミは1割もいなかったような遠い記憶がある。
さすがに都心部はまだ多少は樹木が残っていた時代とは言え、ヒグラシの声はほとんど聞くことはなかった。
それでも夏の終わりが近づくとツクツクボウシが鳴いていたものだ。

ある時ふと思った。いまは都心ほどではないが樹木が少ない住宅街に住んでいるのだが、セミの声をあまり聞かなくなった。
そして通勤経路の途中に何か所かあるセミスポット?では圧倒的にミンミンゼミである。
アブラゼミのあの暑苦しい、それでいて夏を実感させてくれる鳴き声は久しく聞いていない。

ネットで調べると気候変動とかカラスに食べられるとかいろいろあるがよくわからない。
クマゼミが温暖化に伴い、徐々に生息圏を広げつつあるという話はずいぶん前から聞いていたが、東日本でアブラゼミが減っている?という話はついぞ聞いたことがないのだが。。。謎