なぜかエア漏れ⇒ちゃりのチューブレスタイヤ | 木馬の四方山ばなし

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盆栽キング号には昨年の夏くらいにチューブレスタイヤを履かせた。正確にはチューブレスレディなのでシーラントも入れて使ってきたが、特に不具合もなかった。
普段は3barほどで運用しているが1週間の通勤後は2.5barくらいまで下がるものの、週末にエアを補充すれば問題なかった。

先日、シフトワイヤーが切れるトラブルがあったのだが、その後は特に問題なく走ったものの、週末をはさんでまた月曜からの通勤に備えてエアを補充したところ、フロントは大丈夫だったがリアはエア圧がほぼゼロになっていた。(^_^;
3barちょっとまで補充したものの、なぜか数時間でまたエアが抜けてしまった。

シフトワイヤーのメンテをした時に一緒にエア圧を見たところ、フロントはOKだが、リアは2barくらいまで落ちていたので、
念のためシーラントを少しだけ補充してからエア圧を上げてなおしたのだが、もしかするとその際にいったんエアを落としたことが何か影響したのだろうか?

タイヤの表面を見ても異物が刺さっている気配はない。

はて・・・???

とりあえず、いったんタイヤを外してチェックだな。
タイヤとリムをクリーニングして、特に異常がなければ再組立てか。

リムテープの気密性が落ちている可能性もあるのでその観点でも確認が必要だな。

 

そんなことを考えてもろもろ準備をして週末を迎えた。今週の通勤ちゃりザップは銀ぎつね号が活躍していたのだ。(笑)

ちなみにシーラントは以前から
スタンズノーチューブを使ってきた。数年前までは定番中の定番だった。
ラテックス系なのでシャビシャビだがリペアスティックを挿入するとすぐに反応してきちんと穴をふさいでくれたこともある。粘度が低いが故か、シーラントだけで穴をふさぐ能力は低いみたいだ。

特に不満はなかったのだが、残りが少なくなってきたこともあり、アマゾンの割引セールにつられて、Macoffのものを買ってしまった。(^-^)v


最近、何かと評判になっているので次のタイヤではこれを使ってみようと思っていたのだ。(´ー`)┌フッ

さしあたって、翌日の帰宅後にもう一度エアを入れて確認したが、1時間も持たずにエアがほぼゼロまで落ちた。あらためてタイヤ表面を念入りにチェックしたが何も刺さっていなかった。

こうなると、バルブの取り付け部とか、リムテープの劣化とか・・・・。
まあ、そんな感じでいろいろ考えていてふと思いついた。

もしかしたらバルブコアかも。。。

先日、シーラントを追加するためにいったんバルブコアを外したので、固まったシーラントでも噛みこんだのかもしれない。
それまでよりも明らかに急速にエアが抜けるようになってしまったため、いったん外したバルブコアのシール部が仕事をしなくなったのだろう。可能性は高い。

ネットで調べると、バルブコア単体でもすぐに手に入りそうなので、パナレーサーの純正品と、今後に備えてやっすいサードパーティ製を手配しておいた。


とりあえずは現状のバルブコアを外して観察してみた。


バルブコアだが、・・・・・・見た感じでは特に異常は感じられれない。
まずは試しにパーツクリーナーで洗浄してみた。
口金の内側もつまようじでグリグリして掃除した後、洗浄したバルブコアを組み付けてエアを入れてみた。

しかし1時間ほど放置しておいたら明らかにエアが落ちていて、効果は感じられなかったので、バルブコアを新品に交換してみた。
まずはバッタモンのバルブコアをつけてみた。(^_^;

エアを入れた直後はきちんと入った感触だったが、数時間後には指でタイヤをつまんだ感触では、エア圧ゼロまでは落ちていないようだったが、まるでダメ。

フロアポンプを装着すると残圧はほぼゼロであり、正常とはいいがたい。
ダメもとでもう一度エアを入れなおして放置してみたが、ダメなものはダメなようだ。orz

仕方ないのでタイヤを外して各部をチェックしてみた。
タイヤの裏面はシーラントが薄い膜を作っており、きちんと仕事をしているようだ。以前、リペアスティックを入れてパンク修理したところもきちんとふさがっている。(^-^)v


ただし、ビード部分は微小な漏れを止めるために固まったシーラントがダマ状にいっぱいついていてこのまま使うとむしろシール性能を阻害しそうな感じもした。(苦笑)

リム側に異常は無いように見えたが、リムテープを交換してみることにした。リムテープをはがした状態でスポーク穴の口元を指で触ると、バリは無いもののやや角が立っているところがあったので全個所をリューターにゴム砥石をつけて少しナメておいた。(^-^)v

その後、新しいリムテープを巻き、バルブを取り付けてからタイヤをはめ、あらかじめシーラントを多めに入れてからバルブコアをつけて、CO2ボンベで一気にビード上げ作業に突入した。

しかし、ボンベを開放したところ、ビードは上がったのだが、口金の根元がゆるゆるでほとんどシールしていない状況で失敗。orz

どうも、一度取り外した
バルブの付け根のリムと接合してシールする部分が痛んでいる感じだ。

むむ~ん。
このトライでSTANSのシーラントはほぼ使い切り、残りは補充で使える分くらいだったので、選択肢は二つ。


1:新しいバルブとMacoffのシーラントを使って再トライする
2:おとなしくこのタイヤを使いきるまではチューブを入れる


1はすでにSTANSを使ったタイヤで違うシーラントを使っても大丈夫なのかという不安が残る。また、ビード部分で不規則に固まってこびりついているシーラントが悪さをする可能性もある。
2は特に問題はないが、シーラントを使ったタイヤにブチルチューブを入れたら最後、貼りついてしまう可能性がある。

はてさてどうしたものか。。。

たしかSTANSはラテックス系のシーラントだがMacoffは非ラッテクス系のはず。STANSが液状で残っているわけではないが何か悪さしないかは気になる。
それに手持ちのバルブがあれば、とりあえずエア充填テストまではやってみてもいいが・・・・・

手持ちの予備パーツの中から、バルブを探した。そして1回こっきりで捨てても惜しくないブチルチューブも探した。(^_^;

しかし、よく見るとブル部付け根のリム内側に押し付けてシールする部分にシーラントが固まって鼻くそみたいになっているものがくっついていた。

これのせいでうまくシールしなかったのかもしれない。

予備のバルブに付け替えて再トライしてみることにした。

 

しかし、やはりいまいちだった。orz

バルブ付け根からもエア漏れするが、そもそもビード部分のシールもあまいのでなかなかビードが上がらない。。

上述のようにビード部にも鼻くそみたいになったシーラントの成れの果てがしこたまついているのだ。(^_^;

面倒だからそのままでもエア圧さえ上がれば後は押し付けられて問題ないとタカをくくっていたのだ。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

 

まあ、ここまでやってダメなら大人しくチューブを入れた方が良いだろう。リアタイヤは1年弱使ったとは言え、まだまだ使えるのでタイヤが終わるまではチューブ入りで運用しよう。(´ー`)┌フッ

 

ちなみに以前パンクして、外側からリペアスティックを突っ込んだと書いたが裏側に結構飛び出している。

チューブで運用するためにはゴムのリペアスティックといえども突起物が内側にあるのはよくないので先っちょをカットしておいた。(^-^)v

 

タイヤの裏側にはシーラントの薄膜が貼りついているので、そのままだとすぐにブチルチューブに貼りつきそうなので、タイヤパウダーをたっぷり塗り込んでおいたのは言うまでも無い。(爆)



使い古しのチューブがあるのでさしあたってそれで修復しておいた。(^-^)v


それにしてもチューブレスも悪くないけど、やっぱり普通にクリンチャーで使うほうがハンドリングはいいかなぁ。