雨の日の屋外での写真撮影の際にはレンズとカメラボディを雨から守るためにレインカバーを使う。
昨年までメインとして使っていたデジタル一眼レフ機ではキヤノン純正のレインカバーを使っていた。
レインカバーにアイピースが取り付けられているのでカバーをかぶせたあと、オリジナルのアイピースを外して、カバーと一体化しているアイピースを取り付ければずれることもなく、ファインダーをのぞくのにも全く問題はなかった。
しかし、年末に購入して今シーズンはメイン機として使い始めたミラーレス機用のレインカバーはホットシューで固定はできるものの、ファインダーを透明なビニールで覆ってしまうため、この部分をめくって接眼する必要がある。しかしそれでは使いにくいのでアイピースに合うようにビニールをくりぬいて嵌められるようにしたのは既報である。(^-^)v
先日のSUGOでの撮影の際、小雨程度だったが初めてレインカバーを使ってみた。
撮影する分には従来と同じく普通にファインダーを覗けるのでなんら不都合も問題もない。(^-^)v
ただし、ダストデリートデータの取得とか、背面液晶で撮影画像をみようとすると、どうも動作がおかしかった。
確認したところ、レインカバーをかぶせたままだとファインダーのところにある接眼センサー?がカバーに反応してしまうようだ。だから、例えば画像の再生ボタンを押しても背面液晶には表示せず、ファインダーを覗くと画像をみることができた。(苦笑)
まあ、何か必要があればアイピースのところに被せてある部分をめくってから操作すればいいだけのことだが、今回は初体験だったので最初は少し戸惑った。(^_^;
それから、ミラーレス用の純正レインカバーだが、なぜかサイズがSとLしかない。
500㎜f4はLで問題ない。しかし、100-400mmレンズはSではズームを伸ばすとフードを覆うことができない。マウントコンバーターをつけている分だけ長くなっているとは言え、この状態からさらテレコンをつけることを考えると論外だ。
当然、サンニッパにも長さが足りない。ヽ(´ー`)ノ ハア
先日のSUGOでサンニッパをつけて雨の中で撮影するときは仕方ないのでLサイズのカバーをつけていた。
しかし、当然ながらLではあまりにも大きく、先端のフード部分の直径とカバーの周長はギリギリでマジックベルトで固定できたが、筐体部分のカバーがだぶだぶすぎて邪魔だし、風にあおられる。
なんでMサイズを出してくれないのか、本当に理解に苦しむ。
従来のレフ機用のカバーはS、M、Lと3サイズあり、すべて持っているが、なまじアイピースがついているのでミラーレス機で使うのはこれまた地味に邪魔ではある。無理やり使うならばめくり上げてファインダーを覗くしか無い。ヽ(´ー`)ノ ハア
そんなおり、ネットでシンクタンクフォトが汎用のレインカバーを販売しているのを見つけた。
形状的にはキヤノン純正のミラーレス用とほぼ同じで、ホットシューで固定する。背面はすべて透明ビニールで覆ってしまうことになる。だが、S、M、Lの3サイズの設定がある。
キヤノン純正のミラーレス用はS、Lを持ってはいるのだが、中間サイズがどうしても欲しかったので購入することにした。そしてサイズ感が判らないこともあり、3サイズすべてを購入した。(^_^;
まあ、それでもキヤノン純正に比べれば6割くらいの値段だ。予定外の出費ではあるが高価な撮影機材を雨で壊してしまうとはるかに高くつくから仕方ない。orz
すでに何度か与太話で書いたことがあるが、特に直動型のズームレンズは筐体が前後に伸び縮みするので内部ボリュームが変化する。したがって湿気を吸い込みやすく、筐体に水滴が付いていればそのリスクは格段に高まる。
したがって本降りの中でズームを使わざるを得ない場合は二重に被せるという手もある。
考えてみると、このレインカバーだけでもちょっとした財産だな。(´ー`)┌フッ
ニコンを使っている仲間と話しているときに同じようなことを言っていたので、各社ともにミラーレスになって、接眼部にセンサーを使うようになったため、アイピースタイプのレインカバーを設定しなくなったようだ。
機能の進化と使いやすさのトレードオフなのかもしれない。
もっとも進化した機能による恩恵の方がはるかに大きいのは間違いないが。(苦笑)
そのシンクタンクフォトのレインカバーが届いた。
袋の裏面にサイズが書いてあり、本体にもその記載がある。
キヤノン純正と比べるとこんな感じだ。
上の写真ではレフ機用のカバーとの比較をしている。したがってアイピースの位置が写真よりも下にずれた状態で無いと全長の比較がおかしくなってしまう。ちょっと並べ方を失敗した。バキッ!!☆/(x_x)
ちなみにキヤノン純正のレフ機用とミラーレス用では長さや作りはサイズごとにほとんど同じだ。
Lサイズの比較ではキヤノン製よりもシンクタンクフォトの方が少し長いので600mmにテレコン(+マウントコンバーター)でも余裕で先端まですっぽり覆うことができる。
生地の厚さなどはほとんど同じ。Lサイズはキヤノンのものは巻きつけるだけだが、シンクタンクフォトのものは先端は筒状になっていてかぶせてからバンドを巻き付けて固定する感じだ。筐体部分もジッパーで開閉する感じ。
500㎜につけた感じは悪くない。キヤノン純正と比べても特に劣るところはない。500mm、600mmのレンズで使う分にはどちらもOKだが、下をジッパーで閉じてしまうのは好き嫌いが分かれそうだ。(苦笑)
シンクタンクフォトのMサイズはレフ機用のキヤノン純正Mサイズよりは微妙にみじかい。(何度も書くがミラーレス用のキヤノンMサイズは存在しない)
キヤノンミラーレス用のSサイズはレフ機用のSサイズと違って、フード側も巻き付けるタイプなのでダメ元でつけてみた。
サンニッパでは明らかに短い。(苦笑)
そのキヤノンSサイズを100-400mmにつけるとやはりズームを伸ばすとカバーしきれない。orz
これにテレコンをつけたらさらに飛び出すことになる。ヽ(´ー`)ノ ハア
そこでシンクタンクフォトのMサイズを一番の目的だった100-400mmにつけるとこうなる。
余裕である。(^-^)v
フード外径に対してカバーが余裕があるのできっちり絞る必要があるが。
そしてそのMサイズをサンニッパにつけるとこうなる。
そしてSサイズだが、キヤノン純正のSサイズは70-200mmくらいまでカバーできるのに比べるとシンクタンクフォトのSサイズはだいぶ小さめだ。文字通りのSサイズ。
オイラの持っているレンズでいうとEF24-70mmやEF17-40mmをつけた時でもそれほどだぶつかず、ちょうど良さそうだ。
従来は広角ズームや標準ズームをモトクロス撮影で使うときは大き目のビニール袋に穴をあけてカメラを覆い、要所要所をテープで止めて固定していたことを思うとだいぶ使いやすいかもしれない。(^-^)v
モトクロスで2台持ちをするときはかなり役に立ちそうだ。(^-^)v
いずれにしてももっと早くに出してくれれば、あるいは気づいていれば、高い純正カバーを買わなくても済んだ気がする。(^_^;
だって、純正のS、Lの2枚分の値段でシンクタンクフォトのS、M、Lを3枚買ってもお釣りがくるんだから。(´ー`)┌フッ
まあ、カッパと同じで予備を持っているのに越したことはないのでうまく使い分けようと思う。
ファインダーを覗くのにめくりあげるのがうっとうしかったら、純正と同じようにビニール部分をカットしてしまうのもありかな。(^-^)v
キヤノン純正に較べると透明ビニール部の幅が少し狭いのがちょっと残念だ。
まあ、そんなわけで使用レンズごとに使うレインカバーは下記となる。
・広角ズーム(17-40mm):シンクタンクフォトのSサイズ
・標準ズーム(24-70mm):シンクタンクフォトのSサイズ
・中望遠ズーム(70-200mm):キヤノンミラーレス用Sサイズ
・中望遠ズーム(100-400mm):シンクタンクフォトのMサイズ
・サンニッパ:シンクタンクフォトのMサイズ
・ゴーヨン:キヤノンミラーレス用Lサイズ(シンクタンクフォトのLサイズ)
・ロクヨン:キヤノンミラーレス用Lサイズ(シンクタンクフォトのLサイズ)
まあ、こんな感じだ。(^-^)v