カジくんのプチホテル化・完了!!(長いよ・・・) | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

オイラの愛車、カジくん。
ホンダ・フリード+だ。当然冬場のスキーを考えて4WD。なんちゃって4駆とは言え、雪道での駆動力はFFよりは圧倒的に優れている。v(∩_∩)
ちなみにグレードはクロスターだ。

クロスターを選んだのはルーフレールがあるから。キャリアベースをつけてルーフボックスを乗せることを想定した場合にルーフにキャリアベースのフットが直接乗るのは精神的にあまりよろしくない。ルーフレールがあればレールにガッチリつければ良いし、レールが傷ついてもアルミなのであまり錆の心配をしなくて済む。外観的にもあまり目立たないから良いのだ。v(∩_∩)


前置きが長くなったが、21年11月に納車になり、21-22、22-23、そして23-24シーズンと
スキーシーズンも3回目を迎えている。

最初のシーズンは簡単なテーブルを作り、フロアの段差はお約束のお風呂マットで対応し、その上にキャンプ用の薄い銀マット敷き、元々持っていた3シーズンシュラフで3月くらいに車中泊をしてみた。

この時の課題は下記となる。
・テーブル低すぎ:寝返りを打つ度に膝がゴチゴチ当たる
・マット薄すぎ:寝心地悪い
・寝袋さむい:この時はマイナス2、3℃くらいだったと記憶しているが、どちらかというと夏向きの3シーズンシュラフでは完全に力不足で、少々さむかった

 

その後、2回目のシーズンはあまり車中泊をしなかったが車内で使う充電式ランタンを買ったりと少しずつ快適空間になるように工夫していった。
この年は安い化繊のシュラフを買って寒さ対応をしたところ、それなりに暖かったがサイズが中途半端だった。山登りじゃ無いので布団のようにくつろいで寝られるように十分な幅が欲しいのだがその点がイマイチだった。結果的にオイラの要求に照らしてみると安物買いの銭失いだった。orz

そして2回目のシーズンが終わったあとに
真冬のスキー場でも車中泊できるように道具をそろえたり、各部を改良した。
窓用の目隠し兼保温マットは右後方のスライドドアは運転中見えなくても支障が無い場所なので常時つけっぱなし。テールゲートは吸盤ではぽろぽろ剥がれて落ちてくるので、純正オプションのカーゴバスケットからステーをはやしてカーテンレールをつけて目隠しカーテンをつり下げた。v(∩_∩)


前席の左右は寝るときに吸盤でつければ特に実用上は問題ない。フロントウインドウ用は大きくて嵩張るので普段使って居るレフ板のような薄いものを使うことにした。

保温機能を考えたらイマイチだが使わないときが嵩張りすぎるのと後述するが吸盤を剥がすのがやりにくいのでイマイチなのだ。

吸盤には剥がすときにここをつまめと言わんばかりの突起があるのだが、つける時にどの向きになっているかなどわからないのでそうそう都合良くつまめる場所には無いことが多い。その場合は爪で吸盤のふちを引っ掻くようにして隙間を空けて空気を入れることで何とか剥がすのだが、吸盤の材質は意外に固いので指先というか爪の間が痛くなるのだ。特に寒い環境だから尚更なのだ。
そこで以前からやろうと思っていたのだが、剥がすとき用のつまみにある穴に糸を点けることにした。

つまみにつけた糸を吸盤がつけてある穴を通して表側のつまみに縛り付けておいた。

本当は釣り用のテグスがあれば良いのだろうがそんなものは持っていないのでボタンつけ用の糸を使った。(爆)

外すときは糸を引っ張れば吸盤の端の方が捲れて空気が入り、簡単に剥がれるはずと言う作戦だ。v(∩_∩)


中央右はクルマにつけっぱなしなのでそのまま。テールゲートとフロントウインドウ用は使って居ないので、糸を点ける作業は運転席横、助手席横、中央左側の3枚だが吸盤の数がけっこう多く、しかも非常にやりにくいので30分くらいかかった。(^_^;
それでも何とか完了。v(∩_∩)

それ以外も改善作業は多岐に及んだ。

フロアマットはニトリの厚さ5cmのものを買ってきて形があわない部分はカットした。

フラットスペースを確保するために、2列目シートの座面は取り外した。コレが無いと前席と後部座席の移動がもの凄くやりやすくなる。v(∩_∩)
シュラフは真冬に対応すべく厳冬仕様のものを新たに購入した。前年に購入したものよりも幅広の封筒型だ。v(∩_∩)
もちろん中華だが、公称4kgものダウン(らしきもの)が入っていると言うことになっている。実際に抱えるとすっごく重い。。(苦笑)

寝返りの時に膝がゴチゴチ当たる件はテーブル高さを上げた。10cm近くあげたので
ルーフ側のカーゴバスケットとの距離が近くなって少々圧迫感があるがやはり寝るときの快適性優先だ。(苦笑)

 

ちなみに寝るときのスペースは車体の左よりを使って居る。
なぜならば寝る際に助手席の背もたれを前に倒したり、少しスライドさせてやればオイラの身長には十分なフラットスペースが確保出来るからだ。身体を完全に伸ばして寝ることができる。
運転席を前に出したりすると朝、暖をとるためにエンジンをかけようとする際にひと手間かかるのでそれを省くためだ。(爆)
フロアトンネルのところには普段はシューズバッグを置いているがこれは車中泊の時はダッシュボードにおいておけば、後部座席の座面を取り外した効果と併せて前後の行き来にまったく不自由は感じない。v(∩_∩)


それから後ろのスペースでくつろいでいる際にエンジンをかけたり切ったりする際は車に積もった雪をどかす
スノーブラシを使って居る。今時のクルマはエンジンをかけるのはもちろん、止めるときにもブレーキを踏みながらメインスイッチを押さなければならないのでスノーブラシを伸ばしてブレーキペダルを押し込みつつ、右手でメインスイッチの操作をして居る。(爆)
いちいち運転席に移動する手間を考えたらこの方が楽ちんなのだ。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

少々話が脱線したが、ここまでで大体の問題はクリア出来たが、残るは荷物の整理だ。

でっかいワンボックスだったらひろびろだろうが、オイラのカジくんは超コンパクトなミニミニバンと呼ばれるタイプだ。
室内高はそこそこあるのでOKだが、何せ全長が4300mmを切るサイズなので前後方向でのスペースはあまり期待できないのだ。

上述のように車体の左寄りに寝るためのスペースを確保した上で如何に荷物を効率よく整理するかが課題だ。競技スキーをやって居るとレーシングワンピやプロテクター、それもスラローム用のレッグガードまであったりするとけっこう邪魔なのだ。
それでも昨シーズンまでは床下?にスキーとストックを入れて居たが、今年はルーフボックスをつけたお陰で床下がだいぶ使える様になったのでいくらか便利になった。v(∩_∩)
ルーフボックスからスキーを出し入れするための踏み台を入れても、折りたたみの椅子などを入れておける。v(∩_∩)

それでも前述のように天井のカーゴバスケットが満タンだと視覚的に圧迫感があるため、右側最後部のテーブルの下に衣装ケースをおいてみた。テールゲート側にスライドさせて中身を出し入れする感じだ。

中身が乱雑の極みだが気にしてはいけない。(´ー`)┌フッ
ここにはカーゴバスケットに入れていたカセットコンロやヤカン、コッヘルを入れてみた。まだ入るのでカップ麺などの食料も少々入れてみた。
室内に居るときの頭上の圧迫感がだいぶ軽減された。v(∩_∩)

それと通常の荷物は車体右寄りの後部に大きめのダッフルバッグを置いているが、いつも必要なわけでは無いが常備しておきたいカッパとか予備のゴーグルやグローブを一緒に入れて居ると、常宿に泊まるときに使わないものまで毎回下ろすのが邪魔くさい。
そこで車体右寄りの中央部にもう一つ衣装ケースを置くことにした。上述のダッフルバッグはその衣装ケースの上に乗せるかんじだ。
この衣装ケースには前述のように常用するわけではないが常備しておきたいものなどを入れておく。
雨具や予備のグローブ&ゴーグル、そして使い捨てカイロの予備などなど。(苦笑)

前後方向にスペースが無いのでこの衣装ケースは横に引き出せるタイプを探して購入した。意外と横に引き出せるタイプって売ってないんだよなぁ。ネットで探しまくってようやく見つけた。v(∩_∩)
コレならば車内でくつろいでいるときにも出し入れができる。


この感じで2月の2週目の週末に車中泊をしてみたところ、悪くは無い。
但し、さらなる改善が必要な点は二つ。


ひとつは足元の寒さ。
この週末はマイナス11℃まで下がったが中華シュラフは良い仕事をしてくれたので全く寒くなかったが、どうしても足がテールゲートに近いため、明け方は足が少し寒かった。無意識に足を縮めて寝ていた。(苦笑)
ダウンのテントシューズも持っているが寝ている間に鬱陶しくてぬいでしまうんだよなぁ。バキッ!!☆/(x_x)

この点を正攻法で改善するために、
テールゲートにウレタンマットを貼り付けることにした。v(∩_∩)
しかし、わざわざ買わなくても100円ショップで買ったタイル型のマットが余っている。
コレを活用することにした。
寝るときの足元をカバーするには2枚あれば十分だ。テールゲートについているラゲッジランプを塞がないように現合でざっくりと大きさを決めてはさみでカットしてみた。(爆)





あてがってみるとこんな感じだ。

お世辞にも格好良くは無いが機能的には十分だろう。それにマジックテープで止めるだけなので不要な季節は外しておけば良い。(´ー`)┌フッ

2枚がバラバラにならない様に裏側をガムテープでくっつけた。本来ならボンドで・・・と言いたいところだがこの手の材質は接着剤に含まれる溶剤で溶けるので無理だ。
マジックテープを使って貼り付けてみた。

角を少し面取りするなり丸くすればもう少し見栄えもマシになるかも知れないが先ずはこれで機能の確認してからだな。(´ー`)┌フッ

・・・と思ったが17、18の週末は休養のためにスキーには行かなかったので多少なりとも体裁を整えておいた。(爆)



本来ならばテールゲートの内張りを外して断熱材を充填するのが正攻法だろうがそこまでするつもりはない。(爆)

ちなみに基本的に単独行動なのでスキーブーツの指定席は助手席の足元だ。


ここで走行中は温めておくのだ。v(∩_∩)

助手席の上はいろいろと便利グッズが置いてある。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

 

またまた話がそれたが、もう一つの課題はそれほど大きくない。

さらなる
荷物の整理整頓方法だ。走行中は少々乱雑でもまあOKだが、寝るときや車内でくつろぐときは時間と手間をかけずに整理したい。そのために大きめのソフトタイプのダッフルバッグを使って余計なものをひとまとめにして居る。
しかし、ダッフルバッグはカバン自体が軽いというメリットは有るものの形がグニャグニャなのがイマイチだ。余計なものをひとまとめにしてスッキリさせたいのだが崩れ落ちては来ないもののシャキッとはしていない。(苦笑)
そこで昔から持っている
大型のキャスターローラー付きのバッグを使ってみることにした。以前のサトル(ホンダ・シャトル)の時は常用していたのだがカバン自体が重たいこともあり、ソフトダッフルの方が使いやすい気がしてカジくんに乗り換えてからは使ってなかった。

今回は衣装ケースという台があるので形がしっかりしているキャスターバックを乗せてもカッチリしているし、容量がかなり大きいので小振りのバッグに小分けしてある荷物を一緒にまとめて収納することができる。
それこそ、レーシングワンピなどをまとめたメッシュバッグをそのまま入れられるし、着替えや洗面道具など用途別にバッグに小分けにして整理していたが、それらをまとめて大型バッグに突っ込んでしまえばかなりすっきりするはずだ。v(∩_∩)

そんなわけで検証するためにこの週末も車中泊でホームに行く予定だったが、既報のように疲れがたまっているので今週末はお休みにした。(苦笑)

まあ、その分、こうしていろいろと家の中のことやクルマの準備ができるというわけだ。(´ー`)┌フッ

 

上記のキャスター付きのカバンを衣装ケースの上に乗せると高さがあるせいで後方視界が3分の1程度遮られてしまうので走行中は衣装ケースからは下ろしておいた方が良さそうだ。それと乗せたときも据わりが悪いのでグラグラする。。。

むむ~ン。

いろいろ考えた末に結局、大型のソフトダッフルバッグの方が使いやすそうだと結論づけて元に戻してしまった。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 


それと、いろいろ考えたがやはり上部のカーゴバスケットは圧迫感がありストレスの原因になっている。

問題はコレを外してしまうとカーテンレールの固定方法が無くなることだ。

一番始めにカーテンの取り付けを検討した際は内装を止めている樹脂リベットを外してその穴にステーをつけてみたが、樹脂のアンカーナットでは全く保持力が無くて断念した。下の写真の赤丸部分だ。

しかし、ターンナットを使ったらどうだろう。。。


元々開いている穴でもM4用のターンナットなら入るかも知れない。。

そう思ってダメ元でターンナットを買ってみた。


あわせてみるとやはりあと少しで入らない。M4用ならばΦ7くらいはないとダメなようだ。ちなみにM6用だとΦ12.5くらい必要なようだ。

まあ、いずれにしても現物を見る限りではM4ではいかにも心許ない。

最低でもM6はマストだろう。。。ステップドリルを使って穴を広げてM6ボルトで固定すれば大丈夫なはずだ。

 

そんな感じで純正オプションのカーゴバスケットが無くてもカーテンがつけられれば問題は無い。

但し、その場合はランタンをぶら下げる方法の検討も必要となる。(苦笑)

 

そんなこんなを検討しているうちにやはりカーゴバスケットは便利な反面、車内でくつろいでいるときの圧迫感がハンパないので先ずは外してみることにした。カーテンレールの固定方法はまたかんがえるとして、カーテンもいったん外してみた。(苦笑)


やはりかなりの開放感だ。それにテーブルの上から天井までの高さにかなり余裕がでたので
テーブルの上にカセットコンロを乗せてお湯を沸かしたりできる。v(∩_∩)

後部のクォーターウインドウには目隠しを貼り付けたままなので、残る課題は寝るときのリアウインドの目隠しと、くつろぎ中のランタンをどこにぶら下げるかという事だ。

 

先ずはリアカーテンだが、いざ外してみると左右に垂れ下がっていた分が視覚的な圧迫感をかなり与えていたことに気付いた。(苦笑)

それならばリアウインドウだけを普通に目隠しでも良いかなと言う気分になってきた。(^_^;

元々持っている吸盤でつける目隠しは窓の大きさよりも微妙に小さいので完全に目隠しできないのが不満である。

そこで市販のものを買ってみた。リアゲートを開けてふちの鉄部分にマグネットで貼り付けて使うタイプだ。

すぐに届いたので早速つけてみた。

 

うん。悪くないかも。。。

厚みは無いのでたたんでおくときも邪魔にはならないし、それでいて遮光は完璧だ。取り付けもあっという間だ。。。

む~ん。

あれだけ手間と部品代をかけて作ったカーテンだがコストだけを考えても3分の1にも満たないコイツにあっという間に打ちのめされた感じだ。orz

ま、今までのは授業料だと思うことにしよう。(´ー`)┌フッ

車内側から見るとこんな感じ。

 

車内を少しでも広く使うためには余計な荷物は積まないようにする努力は必要だが、カーゴバスケットとリアカーテンを諦めた代わりに車内で普通にお湯を沸かせるのはかなりポイント高い。v(∩_∩)

視覚的にもかなりひろびろ感が出てきた。

コーヒーやカップ麺のお湯を湧かせるだけでもかなり便利だし、なんならサトウのごはんとレトルトカレーを温めれば温かいカレーライスくらいなら作れそうだ。その気ならコッヘルでご飯だって炊けるし。。。

もっとも一酸化炭素中毒には気をつけないとならないが。(爆)

 

テーブル上を照らすランタンだがカーゴバスケット用のボルトにペットボトルのキャップを共締めしてみた。

 

100円ショップで買ってきた突っ張り棒を突けてみようと思う。

悪くは無い。。。ランタンくらいの重さなら十分吊すことができそうだ。v(∩_∩)

だが、つけてからよくよく見るともともとあるハンガーフックのところにくぼみがあるので貧乏ったらしくペットボトルキャップなんて使わなくても棒を固定できることに気付いた。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

コレで行こう。。。

 

小さいハンガーを下げておけば手袋もすぐに乾く。v(∩_∩)

重量の有るものをつり下げるときはオリジナルのハンガーフックを使えば良い。

カーゴバスケットのステーを止めるために内装のフエルトを切ってしまったところはそのうち目隠しプレートを用意して塞いでおこう。(´ー`)┌フッ

 

かなり長くなったが、3シーズンめのカジくんの車中泊仕様はほぼ完成と言って良いだろう。今後は使っていく中で改善点があれば工夫していけば良い。。

昔、ウインドサーフィンをやって居た頃は車中泊をすることをペンション・くるま、略してペンくると呼んだものだ。

今回のはカプセルホテルよりはちょっとだけ広いと思うので、プチホテルとでも言うところだろう。。。

まあ、荷物の多いスキーシーズンでも何とか目途が立ったので春~秋はもっと快適なはずだ。

今年こそ、スキーシーズンが終わったら『絶めしロードの旅』の再現としゃれ込もう。v(∩_∩)