煩悩の旅・・・放浪・・・いや、激闘編 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

オイラのグレートパンダ号を電脳化し、電動シフトシステムを組み込みたいという煩悩だが、9月いっぱいを目標にぼちぼちとぶつを集めたいなーなんて思っていたのだが、結局、物欲に任せてひと通り揃えてしまった。(^_^;

 

まあ、今まで使っていた人が新Di2へ組み替えたりしたものを中古で売りに出すわけなので必要なものはある程度そろった状態での出品となるのは当たり前。だから一気に揃ってしまうのは当然の成り行きなのだ。(爆)

但し、中古で入手しづらいものや、中古があっても新品と値段の差が小さいものなどは新品を買った。また、取り付けに際して必要になりそうな小物類も準備した。

ただし、肝心かなめのジャンクションAがなかなか見つからない。内装タイプはもちろん外装タイプも単品で売りに出ている中古は見当たらない。そして新品は長期的な品切れらしく、内装タイプはどこのネットショップを見ても入荷予定が23年3月とある。orz

 

だが、そこはそれ、いろいろ探しているうちに海外通販サイトには在庫があるのを見つけた。値段は送料を入れても国内で普通に買うのとほぼ同じ。

おそらくこの部品だけは先々入手に困るだろうし、幸いにして余った場合にはメルカリなりヤフオクなりで売り飛ばしてしまえばいいかなと思ってお盆休み中に注文しておいた。

まだ、メインとなる部品を新型にするのか旧型にするのか、さらにどういう風に入手するかすら決心がつかない状況での先行手配だった。バキッ!!☆/(x_x)

 

そのジャンクションAが届いた。8月14日に注文して25日に届いた。正確には不在だったので受け取ったのは26日だが。意外に早かった。

 

 

そして煩悩が暴走したせいで、その他のパーツもほとんど手に入ったのでこれでほぼすべてのパーツがそろったことになる。v(∩_∩)

 

ちなみに、メインとなるSTIレバーだが、中古ではあるが使用感の少ないきれいなものが手に入った。ブラケットカバーもほとんど使用感はないものの、やはり常に手が触れる部分でもあるのでこの際だからカバーは新品を購入して交換することにした。(苦笑)

 

とりあえず、ネットで仕入れた情報をもとに仮接続して、動作確認をしてみた。

 

追加のシフトスイッチなどはつけるつもりはないので最低限の構成にする。

BB付近に配線のハブとなるジャンクションBを収めるつもりなのでそこにつながる配線のイメージはこんな感じだ。

 

右STI→左グリップエンドにつける内装型ジャンクションA→ワイヤレスユニット(左ハンドル内に内装)→左STI→(ハンドル内、ダウンチューブ内を通して)→ジャンクションB

 

シートポスト内のバッテリー→ジャンクションB

 

フロントディレイラー→ジャンクションB

 

リアディレイラー→ジャンクションB

 

購入した部品におまけでついてきたエレクトリックケーブルのうち、使えそうなものは利用するが、オイラの構想通りの配線にしようとすると足りないので、結局600㎜と1200㎜は買い足した。

勘違いして950㎜を余分に買ってしまったが、まあ、予備としておこう。。

 

試しにつないで見たところ、きちんと動くようだ。v(∩_∩)

 

但し、ひとつ問題がある。

 

E-TUBE PROJECTというソフトを使えば、細かいセッティングができるらしいのだが、PCがDi2システムを認識しないのだ。

しらべて見ると SM-BCR2という、11速仕様の内蔵バッテリー充電器兼PC接続アダプターはPC側のアプリが最新のVer5ではなく旧タイプのVer4でないと使えないらしい。。。

アプリをチェックするとV5だったのでそちらは削除して、V4を入れ直したのだがそれでもダメだ。。。

 

色々調べたが解決せず。ヽ(´ー`)ノ ハア

 

もう一つの方法としてスマホアプリで接続出来るようなのだが、こちらもなぜか接続出来ない。

配線の途中に割り込ませてある通信用のEWWU111がダメなのかと思ったが、シマノが提供しているストラバみたいなアプリ E-TUBE RIDEというのを入れてつないで見たところ、こちらはきちんと認識してている。

まあとりあえずは動いているのでOKなんだが。。。

あまり気分は良くない・・・(-。-) ボソッ

もしかしたら、きちんと車体に組み込んでシフトの調整なども終わった状態で無いとうまく認識しないのかな・・・などとかすかな希望を持っているが果たして・・・・(苦笑)

 

ちなみにガーミンエッジ820Jとは問題なくペアリングできた。

細かいページ設定は使いながら変えていくが1枚目の表示項目にDi2のバッテリー残量を入れておいた。かなり保ちはいいらしいが万が一出先で変速できなくなると最悪だもんね。。。

 

STIのブラケット部に左右それぞれひとつずつ追加ボタンがあるのでとりあえず、右ボタンにはガーミンのページ送り、左ボタンにはページ戻しを設定してみた。

今まではガーミンのリモートスイッチを使って居たが、ハンドル周りが更にスッキリするはずだ。v(∩_∩)

 

外したリモートスイッチは盆栽キング号へ移植した。v(∩_∩)

 

いよいよ組付けだが。既報のように内装配策用のツールは手に入れたのでさほど苦労せずにルーティングできるはずと信じて、いったんすべてバラしてしまうことにした。

 

どのみちBBも外すし、この際だからハンドル周りもすべて切り離して、フロントフォークもいったん抜いてオーバーホールというか大掃除をすることにしたのだ。

 

これまた既報ではあるが、頑張れば、ブレーキラインはそのままでもDi2のエレクトリックケーブルのハンドル内装もできそうな感じもあったが、油圧ブレーキのエア抜きさえ厭わなければ配策作業そのものは潔く全バラして、ゼロから組んだ方がはるかにやりやすいはずだ。

 

まずはタイヤを外し、ブレーキパッドを外してダミースペーサーを取り付けた。

その後、ブレーキフルードを抜くのだがその前にドライブチェーンを外し、クランクを取り外すことにした。

しかし、ここで大変な事態に陥ってしまった。

以前からSuginoクランクは左アームが緩みやすく、緩みを防ごうとスラスト調整ボルトを締めすぎてBBをダメにしたのは1年ほど前の事だ。(^_^;

 

 

BBを交換した後は、クランクのスラストボルトに中強度の緩み止め剤をたっぷり塗りつけてから組んだ。そのお陰もあってその後はまったく緩みがでることもなかったのだが、いざバラそうとすると緩み止めが効き過ぎていてスラストボルトがなかなか緩まないのだ。

ロングタイプの6角レンチを使って力一杯回すとかろうじて少し廻る感じだ。

それでも外さないわけには行かないので、なんとか1mmちょっとはボルトの頭が浮いてくるところまでは回したのだが、6角穴がついにナメてしまった。orz

スラストボルトはアルミ製なのだ。

 

万事休すとはこのことだ。

これが緩まないことにはBBの交換はできないし、中途半端に緩んだ状態なのでこのまま使うわけにも行かない。。

エキストラクターを持っていることを思いだしたので試して見たがオイラが持っているタイプではまったく役に立たなかった。茫然自失・・・・

 

だが、ここまで来たら壊してでもクランクを抜かないわけには行かない。

スラストボルトのツバの下にマイナスドライバーを突っ込んでツバの部分を少しずつめくり上げてみた。少しでも浮いてくれば大きめのプライヤーでつかんで回せるかもしれないからだ。

しかし、わずかな浮き量ではクランクアームの側面と干渉してうまく掴めない。回すなんて到底無理だ。 

 

そこでツバの部分をめくり上げて折ってしまうことにした。

幸いにしてこの作戦はうまく行った。

ねじ部を残してツバをきれいさっぱり折り取ることができたので、左クランクアームを抜いて、クランクをBBから抜き取ることに成功した。v(∩_∩)

あとはクランクにねじ込まれたままのボルトをどうやって抜き取るかだ。最悪はドリルで揉むなり、リューターで削っていって取り去ることは可能なはずだ。しかし、道のりは遠い。orz

 

左クランクアームを外すことができたお陰でボルトの先端は20mmくらい突き出しているのでダメ元でここをつかんで回してみることにした。

ウォーターポンププライヤーの出番だ。

ガッチリと咥えてから回してみたところ、なんとか回すことに成功!!v(∩_∩)

一時はどうなることかと思ったがなんとかボルトを抜き取ることができた。

赤丸で囲んだのがツバ無しとなったスラストボルトのなれの果て。(爆)

 

すぐにネットで検索したところ、スラストボルトが見つかったので新品をオーダーしたのは言うまでもない。

 

めでたくクランクがとれたところでお次はBBの取り外しだ。

だが、BBを打ち出す工具を使って抜き取りをトライしたものの、圧入締め代が大きめなのかびくともしない。仕方ないので内掛けタイプのプーラーも注文したのはナイショだ。

バキッ!!(-_-)=○()゜o゜)アウッ! 

 

とりあえずBBは後回しにしてブレーキフルードを抜いた。多少床を汚してしまうのは仕方ない。(´ー`)┌フッ

あらかたフルードが抜けたところで前後のブレーキキャリパーだけは残して、ブレーキホースはきれいさっぱり取り外した。

ハンドル側はバーテープをはがしてハンドル内部への出入り口となる穴の大きさを改めて確認した。

 

続いて前後シフトケーブルとディレイラー本体の取り外しだ。ケーブルがフレーム内を通る部分にはすべてライナーをかぶせていたがエレクトリックケーブルになるのでライナーはもう不要である。

リアディレイラーにはなんちゃってビッグプーリーを今までのディレイラーから移植したのは言うまでもない。(´ー`)┌フッ

 

次にハンドルをコラムから抜き取ってから、片側ずつSTIレバーを付け替えていく。片方ずつやれば取り付け位置のアジャストもやりやすい。

STIを付け終えたら、パークツールの道具を使ってまずはエレクトリックケーブルをハンドル内に通していく。ケーブル端末はハンドルから出した状態で引っ込まないようにテープで仮止めだ。

さらにブレーキホースも通してしまう。ハンドル単体で裏返したり横にしたり出来る状態でやる方が簡単なのだ。v(∩_∩)

 

これ、パークツールの便利グッズがなかったら途中で心が折れていたはずだ。

逆に言えば、この便利ツールは実に役に立ったと言うことだ。(笑)

 

ステム周りをきれいにしてグリスUPした後にハンドルを取り付けてルーティング作業開始だ。

 

ここでもパークツールのグッズが大活躍だ。v(∩_∩)

 

ハンドルから出したエレクトリックケーブルをBBまで引き込むのだがメインチューブに入る部分はブレーキホースと同じ場所から入れることにした。そうすればハンドルの出口からメインフレームの入り口まで、ブレーキホースとエレクトリックケーブルを一緒に束ねることができる。

外乱による損傷をふせぐ事もできるはずだ。

フレーム導入部の蓋は少し削って穴を広げておいた。

 

 

前後のブレーキホース、BBまでの配線、BBからリアディレラーまで配線は比較的スムーズに行うことができた。

 

しかし、フロントディレイラーからBBまでとシートポスト内からBBへの配線はBB部分が邪魔で配線を通すことができない。さんざんトライしたが便利グッズを以てしても無理だった。

ここはプーラーが届いて、BBを外してからのトライとしよう。(苦笑)

 

とりあえずできることを先にやる。

・・・・と言うわけで前後のブレーキホースをSTIおよびキャリパーに取り付けた。

久しぶりにやって、いまさらのように思ったがSTI側のボルトの締めにくいことと言ったら・・・(^_^;

これはブレーキホースを余分に引き出しておき、STIを正規の位置に取り付ける前に締めておく方が遙かに作業性は良かったな。。。(´ー`)┌フッ

 

初日の作業はここまででいったん終了とした。

 

 

翌朝はまったりとあさめしを食べた後、まずはブレーキフルードの充填とエア抜きをやることにした。。。

まずはブレーキフルードの充填だ。

最初に手間がかかるであろうリアからだ。キャリパー側から注射器を使って充填しようとするとなぜかまったく入っていかない。STI側はフルードカップをつけて解放してあるというのに・・・。

よくよく見たら、右のSTIにカップをつけていた。右はフロントブレーキだ。バキッ!!☆/(x_x)

気を取り直して再トライ。

案外あっさりと実用レベルまではエアが抜けた。

フロントも同様にあっけないほどだった。

 

さて、そうなるとできることがなくなってくる。仕方ないので先にバーテープを巻いておいた。前日にほどいた奴を再利用だ。少し伸びた部分がビロビロしてちょっとカッチョ悪いが大して目立たないのでそのままでOKとした。

 

そうこうしているうちに待ち人来たる。v(∩_∩)

新しいBBとスラストボルト、そしてベアリングプーラーだ。

さっそくBBの抜き取りだ。

 

しかし、プーラーを以てしてもかなり硬かったので打突タイプのジグではびくともしなかったのも納得。(爆)

 

めでたくBBがとれたところで、シートチューブ内のバッテリーとBB付近におくジャンクションB、フロントディレイラーから同じくジャンクションBへのエレクトリックケーブルを取り回した。

これはさすがにBBがついたままでは無理だったが、BBがなくても相当苦戦した。パークツールの便利グッズさまさまである。

素人こそ良い道具を使うべきと言うオイラの持論はやはり正しい。(´ー`)┌フッ

 

無事、ケーブルの通しが終わったところでバッテリーも含めて全て接続して、きちんと動作することを確認してから新しいBBの取り付けだ。

 

BBを圧入するための工具は以前から持っているので問題ない。

 

あとはクランクを取り付けてチェーンをつければ組み立てとしては完成だ。

新品のスラストボルトだがさすがに今回のトラブルに懲りたのでまずは緩み止め剤は塗布せずに組んでみた。(^_^;

使って居る中でどうしても緩むようならばほんの少しだけ塗布してみようと思って居る。(爆)

 

ちなみにエレクトリックケーブルの出口の処理は少しこだわった。

もともとゴムの盲蓋がついていたところを使うのだが、ゴムの蓋に穴を開けてそこにケーブルを通した。そうすればフレームのエッジ部分とこすれて断線するリスクを大幅に減らすことができる。v(∩_∩)

 

 

メインチューブに入るところもスッキリだ。v(∩_∩)

 

 

いままでシフトケーブルが入っていたところはとりあえず黒いビニールテープで穴をふさいである。

そのうち、黒いコーキング剤で固めてしまうかもしれない。(´ー`)┌フッ

 

ひと通りの組つけが終わったので後はシフトの調整だ。ネットで調べた手順でやるが、標準と言われる最適値では微妙にあわないので自分の感性を信じてテキトーに調整したらバッチリ。v(∩_∩)

 

これで完成だ。。

 

 

但し、完成車状態にしてもE-TUBE PROJECTは接続出来なかった。orz

まあ、ジャンクションAを使えばシフトモードの切り替えはできるのでさほど不満はないのだが。(´ー`)┌フッ

もしかしたら簡易配線にしたせいで認識しないのかなぁ。。(-。-) ボソッ

 

今日はもう走りに行く元気はないし、来週末はもてぎでS耐の撮影なので、シェイクダウンは2週間後だ。。。

楽しみ楽しみ。

 

※追記:E-TUBE PROJECTとうまく接続出来ない原因を色々探っている中で、EW-WU111の位置が悪いのかもしれないと考え始めた。ネットでいろんな人の配線を見ると分配用のEW-JC130を省略している人は大勢居る。しかし、E-TUBE PROJECTが使えないという話は見かけない。そう言う人たちの配線とオイラの配線の違いは唯一、EW-WU111の位置が違うのだ。オイラはこいつをSTIとジャンクションAの間に入れてしまったのだが、他の人たちはSTIからジャンクションBへ行く途中につけている。つまり、STIとジャンクションAの間に余計なものがあるせいかもしれない。。。

そのうち確認して見よう。。。(-。-) ボソッ