スキーワックスの話である。
以前からあまりワックスに拘りはなかったが、最近はさらに拘りがなくなっているという話は何度か書いている。
競技スキーのクラブに入れてもらってからは周りのメンバーに影響されて、まじめにホットワックスをやり始めたのだが、その頃は確かSWIXやBRIKOを使って居た。その後、ガリウムワックスを使い始めて今に至っている。
全てに共通するのは温度域ごとに3種類くらい持っていればあれこれ迷う必要が無いという点だ。(^_^;
TOKOやHOLMENKOLなどは種類が多い上にブレンドして使うのでとてもではないが対応しきれない。(苦笑)
そんな状況の中、最近はガリウムの低フッ素配合のベースワックスが普段使いのワックスだ。
上段のものがハイフッ素、下段のはローフッ素のお徳用サイズ。(爆)
草レースになると同じシリーズのフッ素の量の多めのものを使って居る。気休めだが。(´ー`)┌フッ
以前はレース用にはテフロン系のベースワックスを使って居た。レースの時だけの使用ならまだ10回分くらいの分量は残っている。
先日の草レースには久しぶりにこのテフロン系のベースワックスを塗り、まじめにブラシをかけておき、スタート前にワックスを塗り直した。
1本目の前にはササハラワックスのペースト(だったもの)を塗ってみた。これもテフロン配合だ。九州に転勤になる前に買ったものだからかれこれ10年くらい前に購入したものだ。(苦笑)
以前はササハラのペーストを3種類くらい持っていたが、残りわずかになった時点でそれを全部混ぜ合わせて使っていた。そして今は瓶底にわずかに残っては居るものの、完全にガビガビになっている。
それを無理やりほじくり出して塗ってみた。もはや塗り伸ばせるほどの柔らかさはないが力尽くでスポンジで押しつぶしながら塗った。(爆)
磨き終わってから滑走面を雪面に押しつけて動かしてみるとやはりそれなりに滑る感じだ。v(∩_∩)
1本目のタイムは下手くそなりに普通だったのでやはり塗らないよりは塗った方がマシなのだろう。(爆)
特にスタート直後の4旗門くらいは緩斜面なので、漕ぎとワックスは効果が出るはずだ。
ましてやこの日は湿った雪が降ったせいでワックスで滑走性に差が出る印象だった。
まあ、オイラの場合、ワックスで差が出るとしたら上述の緩斜面だけでその後の斜度のあるところは雪は捌けているし何よりも技術がものを言うのであんまり関係ない。バキッ!!☆/(x_x)
仲間に言わせると、緩斜面でクローチングを組むような区間があれば別だが、大回転の草レースくらいならば、スタートワックスで初速だけ稼いでやれば、そのあとはなんでも一緒だと言う事になる。(苦笑)
2本目は先日買ってみた簡易ペーストタイプの一般滑走用ワックスを塗ってみた。
さすがにしっとりしているので塗り伸ばすのも簡単だし、滑走性もササハラのものと変わらない気がした。
2本目の滑りもまあ普通だったのでそれなりに仕事をしてくれたようだ。
オイラはもう草レースしかでないから関係ないのだが、公式戦に出る人は最近はフッ素の入っているワックスは禁止されているので代替となるものを使わなければならない。
なかなか大変だなぁと思いつつ、ヒトゴトのようにネットで見ていて見つけたのがこれ。
レスキューワックスというところの製品だ。友人が話題にして居たので興味をそそられてネットでしらべて見たのだ。
滑走面と同素材といううたい文句で、ポリエチレンの粉末をソールに乗せてからホットワックスで定着させるのだそうだ。
ポリエチレンワックス。。。。(゜д゜)
通常のワックスの主成分であるパラフィンのように滑走面に浸透させるのではなく、表面をコーティングするイメージなのだろうか???
コーティングしてしまうため、毎回滑走後にワックス掛けをする必要が無く、一般スキーヤーなら1シーズンそのままで良いというのがうたい文句だ。(^_^;
若干胡散臭くはあるが、たまにフリー滑走での練習でしか使わないスラ板にこれを塗ればワックス掛けが手抜きできるかなと思ってためしに買ってみたのだ。(爆)
勢いでパウダータイプのスタートワックスも買ってしまった。(爆)
週末にホームに出かけ、土曜日は少し早めに上がって定宿で時間をかけて塗ってみることにした。
朝はそこそこ冷えていた。
この日は大会をやっていたので知り合いの滑りを見学。
ひたすらスラ板でフリー滑走をした。
昼頃にはかなり気温が上がってきた。
レストランのつららが地面に届いていて、氷柱となっていてビックリ。(爆)
午後2時までフリー滑走をして早めに定宿に戻り、早速ワックス掛け開始だ。v(∩_∩)
なんでもパラフィンが残っていると性能が発揮できないどころか雪面に張り付くというコメントも見かけたので、スチールブラシでブラッシングしたあと、滑走面用クリーナーで綺麗にしてから塗った。
日頃マメにワキシングをして居たお陰でクリーナーで掃除してもほとんど滑走面は汚れていなかった。v(∩_∩)
このワックスはパラフィンを取り除く意味も含めて、初めての時は3回くらい塗った方がいいという話もあったので、素直に従ってみた。
あ、はじめはワックスを手抜きする目的でスラ板に塗ろうと思って居たのだが、この際だからG板に塗ることにした。普段から乗っている板で試した方が違いを実感できるからだ。v(∩_∩)
3月にあとひとつ、草レースがあるのでその時に上記のスタートワックスとともに使ってみれば、レースでも使えるのかどうかがわかると思う。
まずは綺麗にした滑走面にまんべんなく粉状のワックスを振りかけてから、高温にセットしたアイロンで一気に溶かす。
ポリエチレン樹脂は完全に冷えて固まると固いので片方のスキーに塗ったらすぐに剥がした方がいいのだそうだ。素直にマニュアルに従ってやってみた。
まだ暖かいうちにスクレープする分にはさほどの労力は要らない感じだった。予定通り3回ほど塗って剥がしを繰り返し、仕上げにブラシをかけだ。
ストラクチャーの中の余分なポリエチレンを掻き出すべしとあったので忠実に従った。(^_^;
そして日曜日。クラブのGSの練習で使ってみた。
バーンコンディションはほどほどにしまった状態。カリカリでもなく、モサモサでもないのでどんなワックスでも普通に滑る状態だ。(爆)
まあ、そんな状態なので、感想としては普通に滑る、である。バキッ!!☆/(x_x)
友人たちと並んで緩斜面を滑っても可も無く不可もなしという感じ。
午前中のゲートトレーニングのあとは、そそくさと定宿に戻って、滑走面を確認した。
たかが半日くらいの滑走ではパラフィンでもそうだが、滑走面に見た目の変化はない。サイドエッジのタッチアップだけして、あとは水分を拭き取るだけでワックス掛けは省いてみることにした。
うたい文句通りの耐久性&滑走面の保護性能があるのならば、今後は草レースの前にだけ塗り直すくらいで相当手抜きできるかもしれない。
とりあえずは普通の滑走性はあることは確認できたので、フリー滑走でしか使わないスラ板にも塗ってみよう。文字通りワックス掛けをずぼら出来るなら凄く楽になるし、ワックスの道具も大幅に軽量化できる。
何よりも雪温に合わせて何種類ものワックスをバッグに入れておく必要がなくなるからだ。v(∩_∩)
ま、滑走性能がどの程度の耐久性を持っているかはこれから春までの間にそのまま使い続けてみて検証する感じだな。(´ー`)┌フッ