数年前からアルペンスキー競技をする際に着るレーシングワンピースウエアの下にバックプロテクターを付ける人が増えてきた。
ワールドカップレベルでの話ではない。草レースに出場する人でも安全のために装着する人が増えた。
レーシングキャンプに参加しているジュニア選手の方が装着率は高いかもしれない。恐らくコーチが始動して居るのだろう。
基本はその名の通り、背中を保護するものだ。要するに脊髄を守るのだ。
確かにスキーの場合、転倒をすると脇腹や背中から雪面にたたきつけられることが多い。
そして脊髄を損傷しようものならば、重篤な怪我に直結するのは容易に想像が付くはずだ。
ワールドカップでもダウンヒルに於いてはもはやプロテクターどころか、エアバッグを装着することが義務づけられている。
Jスポーツでダウンヒルをみていると、転倒した選手は一瞬にしてムキムキマッチョのけんしろうの様になるのがビジュアル的に笑える。
選手がたいした怪我もなく起き上がるからこそ笑えるのだが。(苦笑)
まあ、一般レベルではまだプロテクターの段階だ。
そしてそのプロテクターだが、オイラは付けたことがないのもあるが、どの程度動きを制限されてしまうのか気になっている。
安全のためには付けた方がいいとは思うが、鬱陶しそうだし、意外に高いのもあり、二の足を踏んでいる。
さらに言うならばオートバイ用の簡易タイプを持っているのでそれでも役に立つのかなぁとも思っている。
もっともバイク用は脊髄保護のプロテクターも申し訳程度に付いているが、むしろ胸部保護の目的の方が大きい。近年のオートバイでの死亡事故は転倒時にハンドルなどで胸をついてしまい、肺挫傷や内臓損傷の方が深刻だからだそうだ。
オイラも夏場のメッシュジャケットには胸部プロテクターを付けている。
でも、これをスキーの時に付けることはないだろうなぁ。
話はスキーに戻る。
仲間で付けているひとに聞くと、やはり少々ごわごわするのはあるようだが、付けてしまえば意外に気にならないらしい。
それと背中が温かいらしい。(笑)
圧縮ウレタンのようなパッドの場合は確かに暖かそうだ。
春先になると暑苦しそうだが、1月2月の気温が低いときには案外役に立つのかもしれない。(爆)
スキー用品の購入でよく利用するタナベスポーツのサイトを何度も眺めてはみるものの、なかなか買うには至らないでいる。
今シーズンが終わってから来季モデルの展示会に出かけたときにいくつか試着して・・・・という感じで来シーズンからの導入かなぁ。