本当にガバナンスの問題なのか? | 木馬の四方山ばなし

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日産が完成車検査に於いて無資格者に長年やらせていたという不正行為。
そして神戸製鋼が基準に満たない製品を勝手に特別採用として納入していたという事実。そして一部の証言では業界の慣例だったと言う話もあるし、神戸製鋼では40年以上前からやっていたというOBの証言もあるようだ。

東芝の粉飾決済も記憶に新しいところだ。

こうしたものを
日本企業のガバナンスの緩みというひとくくりで語る記事が多い。

だが、果たしてそうなのだろうか?

むしろ、何でもかんでも基準だマニュアルだと言って知恵を使わずにやる作業が増えた上にその結果のとりたてばかりがどんどん締め付けが厳しくなったが故の結果と言える気がする。

別に不正行為を是とする気はさらさら無いのだが、日本では互いの信頼関係に基づき、ここまでなら事実上問題ないはずと言う暗黙のルールがあったのではないだろうか?
現実に於いては、まさしく
性善であったかつての日本人気質のおかげで本質的な不良品の垂れ流しには至らなかったが故に、高性能高品質の評価を受けることが出来たようにも思う。

それが、
しらすの中に小さい蟹が入っているからとクレームを付けることを当然のことだと考えるような人が出てくる。まさしく基準やルールを厳格に守らないと、すぐにバッシングされてしまう時代だ。
だからこそ自省の意味で我が身を振り返ったところ、結果的にたくさん埃が出てしまったようにも思える。

繰り返しておくが、不正を是とする気は全く無い。
だが、悪意を以て行った行為ではないと思っている。少なくともかつては、であるが。

昨今はつまらないことにもすぐにクレームを付けるひとが増えている。
自分は全くの門外漢であっても、正義の人を気取ってここぞとばかりに、おぼれる人をたたくような行為が蔓延している気がする。


食材の産地偽装とかグレード偽装なんてのは初めから悪意を感じるが全ての事件がそうではないと思いたい。

自分は姿を現さず、ネット上で何かと炎上させる人もかなり増えた。

いずれにしても、命に関わるようna

問題や、健康被害に直結するものは断固として不正があってはならないし、糺していくべきだ。
その代わり、ルール上では確かに違反行為であってもその動機や経緯、程度に応じて柔軟な姿勢と判断があってもいいと思う。