文句を言うのはたやすいものだが・・・ | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

優秀な部下がいる。
何をやらせてもそつなくこなすし、対外的な折衝も含め万事上手く転がしてくれる。非常に頼りになる人間だ。

以前ひとつ上のポジションへの登用を打診したが本人が辞退した。

本人なりの理由があるのだとは思う。その点を責めるつもりはない。だが、その割りに周りへの不満を漏らすことが多いのが気になる。。

自分が担当している案件は努力と工夫でほとんどの場合は放っておいても乗り越えてくれるが、ほかの案件がトラブル続きでどうしても人手が不足してしまったときに自分の案件の担当者を応援に出してくれるような依頼が来ると、てきめんに不平不満をぶちまける。

いわく・・・

マネージメントがなってませんよね。

・・・だそうだ。
百歩譲れば正しいことを言っている。しかし、リスクマネージメントというがどこまでマージンを取っておくかはさじ加減が難しい。
不測の事態に常に対応できる備えというのは平時は無駄以外の何物でも無い。ビジネスの世界ではそこまで完璧なバッファーを確保することなどあり得ないだろう。

そう考えると、不満はあってもやむを得ない事態と判断するのだが、マネージメントする立場になることから逃げ出した人間がマネージメントに不平不満をもつのは何かおかしい気がする。
気に入らないないなりに事態を理解すべき立場で有り、経験もあるはずのベテランがこれではなぁ。