有意義な3日間 | 木馬の四方山ばなし

木馬の四方山ばなし

趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

内脚が使えない
外エッジが使えない
X脚
くの字姿勢が強すぎる

(特に右ターンで)骨盤が外に開く
後傾姿勢
上体から振り込んでターンに入っている

 

これらは繰り返し、指摘され続けてきたオイラの欠点で有り、矯正すべき点である。(^_^;

 

あ、いきなり本題に入ってしまったがスキーの話である。

いわゆるレジャースキーとしてとらえるならばオイラは一応上級者に分類されるだろうし、他人に迷惑をかけてしまうようなこともなく、通常スキー場として滑走可能なエリアであれば、どんな急斜面であろうと普通に降りてくることは出来る。
もちろん楽しみながらである。


しかし、趣味とは言え競技スキーを前提にする以上は、少しでも速く滑りたい。速く滑るために技術を身につけたい。
昔はいわゆるレジャースキーヤ-として気ままに楽しく滑っていただけだがそれにも飽きたことも有り、競技に軸足を移した。

スキー=競技 

という図式ができあがってからすでにずいぶん経った。
しかし、上述のように
昔からのくせは抜けない。
 

元はといえば、まともに人に教わったことはなく雑誌やテレビの見よう見まねでスキーを覚えてきた。そして自分の滑りをチェックしているわけではないので自分では真似しているつもり、出来ているつもり。
だが実際にどんな滑り方をしているかもよくわからない。(苦笑)

基礎レッスンのようなものもチマチマと練習するのが嫌で受けたこともない。我流で滑りを覚えて大昔にSAJ2級だけはとったがそれっきりだ。(苦笑)

 

前置きが長くなったがそんな中で競技を始めるといくら遊びとは言え仲間に勝ちたい。少しでも速くなりたいと思うのは当然の流れだ。
競技スキーのクラブに所属してもうかなりの時間が過ぎたが、少しずつ進歩はしているもののやはり周りの仲間だって進歩するのでなかなか・・・(^_^;

 

クラブで年に何回かコーチを招いてレーシングスキーのためのコーチングをしてもらう。
そんな中でずぅ~っと言われ続けてきたのが上記の言葉だ。orz

 

今までも自分なりにいい感じでターンできたときのフィーリングを再現しようとするのだが今ひとつ勘所がつかみ切れなかった。

ターン始動時に内側に座るように・・・とか、おしりを落とす意識で・・・・というのも試したことがあったが、いい感じでターンできるときとダメダメな時の違いがどこにあるのかが自分ではつかみきれず開眼には至らなかったのだ。

 

今回、初めて招いたコーチによるレーシングキャンプを行ったのだが、3日間の練習でかなりいいヒントをもらった。(^_^)v

 

ひと昔前は両足同時操作、両足加重なんて言われていた時代がある。オレ・クリスチャン・フルセトなどのノルウエイ軍団が活躍していた時代だ。
だが最近は
やはりそうは言っても基本は外足加重だよね・・・なんてことをよく聞くようになってきていた。
自分としても外足を意識した滑りの方がいい感じのことが多いのでそう心がけて滑っていた。

だがいくら外足でちょっかいを出しても上記の欠点はいっこうに改まる気配無し。orz

イメージとしてはわかるけどもなかなか特効薬がなかったのだ。


今回は動きを分解して練習する中で、谷回りを(次のターンの)内足で始動する動きをやった。
これ自体は今までも何度もやってきた動きだ。

しかし、今回の練習は従来以上に内足に乗り込んでしまうと言うか荷重をかける意識が高い練習だったので正直最初はかなり戸惑った。
何となく理解が追いつかないなりに滑ってみたものの、消化不良のままで初日の練習が終わった。
そして夜のミーティングで動きの目指すところを解説してもらうとだいぶ頭の中が整理できた。そして部分練習の先にあるものがイメージできるようになってきたのだ。(^_^)v

 

2日目の午前中はメッシュポールだが規制されたコースで同じ動きをする練習をしたのだが、驚いたのは内足ばかりに意識が行っていて外足にはほとんど注意を払わない中でもきちんと動けば外足が勝手に雪面を捕らえてくれるフィーリングを感じたことだ。
最初はこわごわと内足ばかりを意識していたのが、滑るごとに少しずつだが内傾角を作れるようになるとその変化はもっとはっきりと感じられた。
いままで外足の足裏で踏ん張る意識ばかりだったが、力なんて入れなくてもエッジが噛んでスキーがたわむのがわかる。スキーがたわむから圧をもらえるし、走る。
そしてもう一つの大きな変化が
内スキーが仕事をし始めたことだ。
今までも内足をたたむ意識は持っていたつもりだがどうしても
内スキーがターンの邪魔をしていた。もっと言えば抵抗になっていた。
そうした動きを指して、
インエッジしか使って居ない滑りだとか、内足を使えていないと言われていたのだと思うがそれをどうやって修正すればいいのかがわからずにいた。

 

初日に地味な練習の中で、内スキーが全然邪魔にならず、外スキーと平行になって走る感覚があったことに驚いたのだが、上述のようにはじめはこわごわ、そして徐々にだが思い切って動いてみると間違いなく内スキーが仕事をしているのが実感できた。
今までは力んで力んで踏ん張って踏ん張って外足1本で滑っていたのが、両足で雪面を捕らえるフィーリングを体感することが出来た。(^_^)v

もしかするとこれが両足加重という感覚なのかも。
ま、それはどうでもいいのだが、いずれにしても間違いなくターンの始動が楽になったし、後半も走る。そして何よりも今までの感覚よりも
50cmくらいラインが上がるので次のゲートに楽に入れる。
今回は今までのフィールと違うためゲートに近づきすぎたくらいだった。
メッシュポールだから問題は無いが、内膝でメッシュを倒しながらの滑りだったのであと50cm外にラインをずらさないとロングポールでは体を通すスペースが無くなってしまう感じ。(^_^;
さもないとロングポールとケンカしすぎてからだが持たない。(苦笑)

 

いずれにしてもかなりいいヒントをもらえたレーシングキャンプだった。(^_^)v

仲間がビデオを撮ってくれたのだがそれを見る限りではまだまだではある。(苦笑)

しかし、フィーリングはだいぶ良くなった。あとは地味な練習を繰り返して体に覚え込ませると同時に、もっと大端に動けるようになることだろう。

動きのフィーリングが理解できた状態でかつての何人かのコーチにもらったアドバイスのメモを読み直すと、スッと入ってくるものがあり動きがより明確にイメージできる。帰宅後に読み返して今更のようにそう感じた。


やはりコーチによって言い方や練習方法は少しずつ違うが目指す動きは同じだと言うことが実感できた。(^_^)v

今回はメッシュポール限定だが一応ゲートトレーニンが出来たものの、まだまだ雪が薄いので年末年始はゲートトレーニングをする機会は無さそうな気配だ。
それでもいい。いや、むしろその方がいい。

からだが動きを覚え込むまで地味連を繰り返しやるとしよう。

いやー。また速くなっちゃっいそうだ。(´ー`)┌フッ