瀬戸際外交 | 木馬の四方山ばなし

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かつては北朝鮮の外交手法によくこの表現が使われたものだが、今やその一番使い手はギリシャかも知れない。

ギリシャのチプラス首相は緊縮財政への反対を唱えて政権を奪取した。
だが、ギリシャは財政の見直しのために緊縮政策を実施する約束でIMFから金を借りたはずだ。その返済ができないところか、このままじゃ貸したお金が焦げ付いちゃうからもっと支援しろとEUを脅している。
チプラス首相が国民投票を前にテレビ演説をする映像を見たが、あれはまさにハリウッド映画に出てくる悪役が詭弁を弄して人心を操作するときの演説とうり二つだった。
そもそも自主再建の政策も無く、首相になった時点でこうなるのはわかっていたはずだ。
かつての民主党が財源計画も無いくせに高速道路は全部無料にするとか、高校までの学費は只にすると言っていたのと同じだ。さらに言うならば、具体的な対策も無いままに原発は安全だという政府や電力会社も同じ。

みな目先の利益、既得権益にしがみついているだけ。
チプラスを当選させたギリシャ国民もまさにそうだ。


ま、この点においても日本もまさに同じだが。
この期に及んで自民を支持し、安倍政権を支援する有権者も多い。戦争街道まっしぐらの法案に邁進する政府や、ネトウヨたち。田母神を崇拝する連中も似たり寄ったり。

せめて今のギリシャの迷走ぶりを見て我が身を振り返る人が増えることを願うばかりだ。
(´ー`)┌フッ