絞り開放値 | 木馬の四方山ばなし

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オイラはキヤノンユーザーである。
そのキヤノンのデジタル一眼レフのトレンドはこうだ。

ボディは中級機以上にフルサイズセンサー、入門機から中級機がAPS-Cセンサー。
(例外に、APS-Cのトップモデルとして7Dというのがあるが。)

オイラが愛用しているAPS-Hサイズのセンサーを使う機種は今はもうない。
もともとAPS-Hサイズのモデル自体が1機種しかなくて、特殊用途向けだったと言われてしまえばそれまでなんだが。

おそらくスポーツ報道向けとして、連写性能を重視したモデルとして生まれた派生モデルだと理解している。
当時はフルサイズでは可動部が重くて連写速度を稼げなかったが、軽いAPS-Cのセンサーサイズでは連写ができても画質が劣る。
そこで折衷案として中間サイズのセンサーを採用したモデルが誕生したのだろう。

だが、フルサイズモデルでも実用上十分な連射速度となり、また、APS-Cセンサーも十分な画素数&画質を手に入れた今、その役目を終えたと言うことで1D系はラインUPから消えたのだと理解している。

ちなみに交換レンズのラインUPに関しては、開放絞り値F2.8クラスのものからF4クラスのものに軸足を移している印象だ。

レンズに関してはF4クラスの方が小さく軽く作れるし、何よりもお値段も安く出来る。解放値が大きくなる分は、今はボディの高感度性能がいいので、ISO感度をあげれば良いということなのだろう。

ただし、レンズの絞り開放値は明るさだけで決めていいものでは無い。被写界深度が変わるからだ。
ボディがフルサイズ化すればその分、「ボケ」やすくなるので、おなじ「ボケ」を表現するにはお求めやすいF4クラスでOK。光量が足りなければISO感度の設定で対応する。

一応、正しい。

ただし、オイラの使い勝手を考えるとそう単純には行かない。
オイラはモータースポーツを撮るのがメインだ。それも2輪がターゲットであることが多い。
サーキットで開催されるレースでは撮影出来る場所からライダーまでの距離が長いため、超望遠レンズを使う。必要に応じてテレコンを入れるのも日常茶飯事だ。

だから、明るさとか絞り開放値と言うよりも、単純に焦点距離の観点からフルサイズボディはあまり適さない。

モータースポーツ撮影でもプロのように常にコースサイドから撮れるならフルサイズでもいいかもしれない。ましてやターゲットが4輪メインならばなおさらだ。
しかしアマチュアでしかも2輪をメインに撮るオイラにとってはフルサイズは困る。
たとえば800mmF4がもっと安く、軽くなったらフルサイズも考えて見るけど。(爆)

唯一こまるのは近距離で撮る場合。
この場合は17-40mmF4レンズの出番なのだが、APS-Hサイズでは寄りすぎになることも多い。
たとえば4輪のマシン全体を撮りたいときなどがまさにそうだ。

ワイド端を10mmくらいからカバーできてなおかつテレ側が40mmくらいまでカバーできるレンズがあったらなぁなどと無い物ねだりをしてみるが、そんな都合のいいものがあるわけも無く。

どうしてもワイドにこだわるならば、たとえばこれ。

シグマの12-24mm


とことんワイドにこだわるならこれという手もある。
だが、ボディをフルサイズに持ち換えれば一緒でしょと言われてしまいそうだ。
キヤノンのフルサイズというと、1DXと5Dくらいしか思いつかないが他にもあったっけ???

あ、1Vにしたらなんて言う突っ込みは無しね。
いくらなんでも今更フィルムには戻れない。。。(苦笑)

悩ましい・・・・