最近はリターンマッチという言葉を使わない人が増えたように思う。
唯一、ボクシングなどで王座への再挑戦という場合にはリターンマッチという言い方はするが、それ以外ではこの言葉を使うのを聴いた記憶が無い。
その代わりに、別の言葉を使う人が圧倒的に増えたと感じる。
何年か前に、当時西武にいた松坂が
リベンジ
という言葉を使ってからはそれが流行になってしまったのか、この禍々しい言葉をいともたやすく使う人が増えたように思う。
リベンジというのは復讐という意味であり、その背後にはおどろおどろしい怨念が渦巻いているのである。
だから、ボクは意図的にこの言葉は避けるようにしている。
まあ、それはどうでも良い。
本題に入ろう。
今日、朝のうちにTLM220Rのファイナルレシオ交換を行い、先日、敗れ去った、ご近所林道に再チャレンジしてきた。
折りしも、昨日は一日雨が降っていたため、路面コンディションはひどいことになっているのは容易に想像が出来た。
しかし、ここで負けたままでは今後のオフロード人生?に汚点が残る。(苦笑)
まずはチェーン交換。
昨日の帰宅途中でバイク用品店により、ドライブチェーンを買ってきた。
しかし、いざ、TLMを久しぶりに引っ張り出して眺めてみるとチェーンの調整範囲で行けそうな感じだ。
現在のファイナルレシオは9-40
これを13-40にしようかと思ったが、別に高速道路を走るわけではないので11-40でも行けるのではないかと判断し、まずは11Tを装着してみた。
すると、幸い、チェーンは調整の範囲なのでチェーン交換までは必要なさそうだ。(^_^)v
タイヤの空気圧も調整。
ミシュランコンペティションはエア圧 1.0kg/cm^2とした。
トライアル走行ならば、0.3~0.4まで落とすが、一般公道を走るため、ほどほどにしておいた。
空気圧調整と、チェーンの張りを調整し、ガソリンが入っていることを確認したら、身支度を整え、早速出発だ。
今週末はさすがにMXブーツにMXパンツ、そしてニーシンガードも装着。
上半身はパッドの入ったジャケットを着るので特にMXジャージなどは着ない。
戸締まりをして、エンジン始動。
半年ぶりのエンジン始動だが、数発のキックで目覚めた。
そして、幹線道路に向かって走りながら、保安部品をはじめ、各部のチェックをする。(^_^;)
走る前にしろよと言われそうだが、TLMはバッテリーレスだ。エンジンがかからないと電装品の動作チェックが出来ない。
かといって、閑静な高級住宅街に済むものとしては、20年前の2サイクルエンジンの遠慮会釈のないサウンドを響き渡らせるのははばかられる。
そんなわけで暖気をかねてゆっくり走行しながらのチェックとなった。
ウインカー、OK。
ホーン、OK。
ヘッドライト・・・・・んん??? ついていない。
ちょっと焦ったが、よく考えたらこのバイク、何せ20年もの。当時のバイクは、情事転倒・・・・じゃなくて常時点灯ではないのだった。(笑)
スイッチを入れて確認し、OK。
しかし、スピードメーターが作動しない。
どうやらメーターケーブルがきちんとギアボックスにはまっていないようだ。
幹線道路にあるスタンドにより、ドライバーを借り、きちんと装着して問題なし。(^_^)v
いざ、ご近所林道へ!!
ファイナルレシオ変更のおかげで60km/hの巡航なら全く問題ない。
頑張れば70km/hまでは何とか巡航できそうだ。
短時間ならば80km/h超も我慢できる。
25kmほどのリエゾンの後、スタートポイントへ。
この素堀トンネル、中にコウモリがいるのに今日初めて気づいた。
見上げながら走っていたらコケそうになった。(^_^;)
今日はなぜか通行止めの看板がどけてあり、ずんずん進む。
先週、この先はやめておこうと判断し、撤退したポイント。
どうやら判断は正しかったようだ。
この先はごく一部ではあるが雨水の浸食による轍の深さがホイールの半分くらいの場所が数カ所あり、しかも幾重にも蛇行してくる轍でラインが一本しかない場所があった。
TLMだから臆せずに何とか行けたが、ブルーサンダーでは気持ちが負けて、傾き・・・でも足がつかない・・・逆さまに転倒・・・・バイクを起こすのに体力消耗。。。。
離脱するのに1時間コース・・・・
そんな単独行動ならではの地獄絵図が頭の中で想像できた。(苦笑)
もっとも先週は晴天続きだったため、路面は完全ドライだったので行けた可能性が高いが、今日は違う。
昨日、かなり降った雨のせいで平坦な部分でもぬかるんでいる場所が多い。
まあ、それでものぼりならあけていけば何とかなるものである。
無事に通過。
先週も走った三叉路の交差点にたどり着く。
ここからは結局、ドロドロコース以外の普通に走れる林道も含めてそれぞれ2往復。
(^_^)v
先週とは違う点がひとつ。
トライアルバイクだとちょっとしたギャップでもサスペンション任せに出来ず、スタンディングで衝撃を吸収しないとならないので足腰が疲れる。
それぞれの道で舗装路まででたところで少しずつ休憩をし、繰り返し、走った。
練習をかねてわざと轍の中を走ってみたり、あえてギャップの大きいルートを通ったりと、遊んでいたので気づいたら汗だくだった。
何度目かに三叉路に戻ってくると、安全ルートの方からビッグオフ軍団が10台くらい上がってきた。
BMWがほとんど。KTMとかもいたかなぁ?
確かに安全ルートならでかいバイクでも問題ない。
オイラも今度、アフリカ象で来てみるかなぁ。
TLMのクラッチレバーホルダーがゆるんでいてえらく走りづらかったので、これ幸いとドライバーをお借りして、締め直した。
助かりました。m(_ _)m
ビッグオフ軍団と分かれたあとも、一人で行ったり来たり走り続ける。
しかし、先週断念したルートだけは気を抜くとヤバイ。
昨日の雨のせいもあり、場所によって、めちゃめちゃ滑る。
足をついてもまるでグリップしない。
試しにバイクを降りてみたが、ブーツで立っていることも難しい。
そんな状況だから、フロントブレーキを少しかけただけでロックする。
気持ちよく汗をかき、堪能したのでそろそろ帰ることにし、アタックルート?を下っていくと、地元ナンバーの4駆軍団が上ってきた。皆、ジープタイプで足回りを改造している。
なるほど、通行止めの割にはしっかり轍があるし、かなり強引な掘れ方だったので???だったが、納得。
ジープタイプが通るとああいう荒れ方するんだね。。。。
練習モードで走っていて、下りであえてぬかるみのラインに入った。
そして、ヌルヌルの轍の中でのレーンチェンジを試みた。
しかし、すでに肩腰太股膝とあらゆるところがプルプルだったためにスライドに体が反応できず、バランスを崩し、転倒。(爆)
フロントからの転倒でぬかるみの中に倒れてしまった。(苦笑)
でもまあ、いいや、楽しかったし。。。(^_^)v
無事に入り口まで到達。
結局、リエゾン区間が片道25km、林道往復で35km走行。
帰路のリエゾンで同じく25km。
トータル85kmのプチツーリングだった。
そういえば、国道で対向車線を走ってきたライダーが
ピースサイン
をしてきた。
夏の北海道でならば今でもみることはあるが、本州でみたのは20年ぶりくらいではないだろうか?(苦笑)
帰宅後は洗車し、TLMはしまい込んだ。
よく見たら、テールユニットをとめているビスがゆるんでいた。
危うく走行中にブレーキライトとナンバープレートを落とすところだった。(^_^;)
TLMの次はブルーサンダー。
WRのナンバープレートを外しやすくするためにちょいと小細工。
それから、飛び石から保護するために水ホースにスパイラルをまき、まきはじめとまき終わりがほどけないように断熱テープでまいておいた。
あまり見た目は良くないが、まあいいだろう。
最後はブーツとウエア。
そんな感じで、リターンマッチプチツーリングが完了。
地図をみるともっと林道があるようなので暇をみては探し回ってみようと思う。