未だにあまり人様に自慢できるほどの腕はないのだが、一応バイク歴はかなり長い。
16歳で原付免許を取ってすぐにモンキーに乗り始めてこのかた、一瞬たりともバイクを持っていなかった時期はない。
そしてそのほとんどがオフロードバイク歴と言っていい。
オンモデルも持っていたことはあるし、スクーターなども持っているがオフ車を切らしたこと無い。
中型免許を取ってすぐ。
1981年の初夏にヤマハXT250を買ったのが初めての中型バイクだった。
当時はホンダのこれが結構売れていた。
しかし、XTのコンパクトな車体と初のモノサスに惹かれてXTにしたのだ。
その後、XL250R
に乗り換え、XLR250Rと続く。
XLRで初めてディスクブレーキというものに出会い、その効き味に感動したものだ。(爆)
その後、エンデューロ用としてKDX125SRを加え、93年にはカワサキからでた
戦う4st KLX250SR
に乗り換えた。
初年度モデルの「赤」に乗っていた。
ボクのネット上のハンドルネームである赤い三角木馬はこのバイクから始まったことを知る人は少ない。(・・・・・そうでもないか・・・)
ちゃんとしている時は良く走るし、お気に入りだったが、熱間時の始動性の悪さと各部の品質の悪さにはほとほとてを焼いたものだ。
さらに97年。いよいよ2サイクルに乗れるのも最後と思い、CRM250ARを購入。。。
今まで乗っていたバイクって何だったの???というくらいのサスの良さ、車体の良さ、そしてあふれるパワーにめちゃめちゃ感動して、絶対手放さないと誓ったものだ。
しかし関東近県の林道は通行禁止がどんどん増え、お金のある県では意味もなく舗装化が進み、いよいよ走れる林道は遠いところばかり。。。
それならばと、意を決してCRMを手放し、小さめのモトクロッサーで遊ぶことにシフトした。。。
だが、たまたま海外駐在する友人からアフリカツインを譲り受けて、毎年、夏の北海道を満喫するに至る。。。
オフロードバイクだけの車歴を書き出すと複数所有していた(いる)ものも含めて単純に並べると、
XT250→XL250R→XLR250R→KDX125R→KLX250SR→CRM250AR→アフリカツイン→CRF150R2
となる。
アフリカツインはツアラーとしての完成度は高く、ダートも無理さえしなければ並のオフ車には引けをとらない。。。。
非常に気に入っており、不満はほとんど無い。。。
しかし、もう少しアタック色の強いオフロードツーリングもしたいし、コンディションのいいときにはコースまで自走で行って手軽にMXごっこを楽しみたい・・・・・
そんな思いがつもりつもって、つい衝動買いしてしまった。
今、国産で手に入る中ではもっともオフロード走行を意識したモデルだ。
ヤマハWR250R
昨日納車で受け取ってきたが、細かいところを見ていくと、値段が高いだけあってかなりまじめに作り込んである。
市販エンデューロレーサーであるWR250Fに保安部品をつけただけという印象である。
赤い三角木馬ならぬ、
ブルーサンダー
である。
うん十年ぶりのヤマハのオフ車。。。。
ある意味おいらのバイク歴における
原点回帰
である。
いや、正確に言えば、買ったのは11年モデルだから30年ぶりということか。。。
その進化に期待が高まる。。。
乗った印象は・・・・
・かるい(アフリカ象との比較だから当たり前か・・・・)
・パワー無い(250ccの4stってこんなモンだったっけ・・・)
・直進時も安定しているんだけどひらひらと動く。新鮮なノリ味。キャスターがかなり立っていそうな感じ。
・排気音がうるさい
といったところである。
パワーに関しては、100kmくらい走り回ったらあたりがついてきたのか、だいぶましになってきたけど、それでもおいらの持っているモトクロッサーCRF150R2にも負けるくらい。。。。
まあ、必要にして十分。むしろ使い切れそうなパワーなのでOK。。
オフ車の経験は長いので何をどのようにモディファイすれば、バイクを自分の用途にベストマッチするようにできるかはだいたい予測できるので、ショップであらかじめいくつかパーツを交換、あるいはつけてもらった。
・純正オプションのステンレスブレーキホース(フロント)
・オーストラリア製樹脂タンク(社外品)
・純正輸出モデル用のハイシート
である。
ハイシーとに関しては購入に際してかなり迷った。
シート高の問題だ。(笑)
結局頼んだのだが、実際に乗ってみると、ただでさえ高いシート高がさらに40mm以上高くなり、またがると片足のつま先がやっと届く程度。
正真正銘のバレリーナだ。
信号待ちではお尻をずらして足をつけないと本当にふくらはぎがつりそうになる。(爆)
でも、オフロード走行時のポジションの自由度は高く、期待通りだ。(^^)v
日頃MXごっこで乗り回しているCRF150R2では、軽くてとり回しはいいものの、ホイールサイズからくるジャンプやフープスでの不安感。(うまい人はおかないなしでホイホイ行くけど、おいらにゃ無理。。。)
それに窮屈なポジションのせいで下半身が疲れる。。。
その点フルサイズの車体の安心感はやはりすばらしい。。。。
エンジンパワーに対して、完全に車体が勝っているので安心して走れる。。。
この性能のバイクがセルボタン一つですぐに始動できる点もすごくありがたい。
フルサイズでは転んでしまった際にキック始動するのが結構大変なのだ。足場がいいところならばいいが、キャンバーだったりすると最悪。。。
その点、セルがあるとどんな体制でもバイクを起こすことさえできればすぐにエンジンをかけることができる。。。(^^)v
CRMの時は結構苦労したのよ。。。。(爆)
今日は手始めにハンドル周りを交換してみた。
ジータの大径テーパータイプのアルミハンドル。
グリップはプログリップのハーフワッフル。
レバーは、ジータのピボットタイプ。
純正オプションのブッシュガードとピボットレバーが干渉するので、現物あわせをしながら少しずつリューターで削った。
今回、大径タイプのハンドルは初めて使うのだが、これにした理由はただ一つ。
ハンドルクランプの上に、バイク用のナビをつけられるようにしようという魂胆なのだ。従来タイプのハンドルではサブバーがあるのでクランプの上のスペースを活用するのは無理なのだ。
大まかな部分の寸法はメモしたので、作るステーの寸法を決めたら、早速ドリー工業に発注するとしよう。(^^)v
反面、どうにもなりそうもないのが、ETC。
何とかセパレートタイプをつけたいと思っていた。
シート下(シートの後ろの方の底板を削ってでも)に押し込んでやろうと思っていた。
しかし・・・・・
こりゃ、無理だわ。。。。orz
どこにもすき間はない。。。。
仕方ない。少々不便だが一体型ETCをハンドルポーチに入れて使うようだな・・・
ちなみに組み付けはショップに任せてしまったが、樹脂タンクにはちょっとこだわった点がある。
このタンクは大容量タイプ。
純正の8リットルも入らないタンクに対し、13.5L入る。これならば、北海道のダートで道をロストしても余裕で走っていられる。
リッター25kmくらいの燃費と仮定すると、300km以上の巡航距離である。
ぎりぎりまで使ったとしても200kmが限界(現実的には150km程度が限界となるだろう)のノーマルタンクでは北海道のダートに単独で入り込む気にはなれない。。。
だが、買ったままでは何とも見た目が寂しい。
手ぶれが激しくてスマン。。。。
樹脂というのはガソリンの揮発成分を透過するため、外側にステッカーなどを貼っても粘着剤がガソリン成分に犯されてしまい、すぐにはがれてしまうのだ。
最近のモトクロッサーは皆、タンクの外側にシュラウドがついているため、一見派手なデカールが貼ってあるように見えるが、実はタンクそのものには何も貼っていないのだ。
実は昔のエンデューロレーサーXRのタンクも樹脂だったが、それに貼っているステッカーは小さい穴があけてあったのだ。
つまり根本解決ではないが、微細な穴がたくさんあいていることでタンクを透過してきたガソリン成分を粘着面にため込むことなく、外に放出することで剥離することを防いでいるのだ。。。
そこで考えた。。。
ショップオリジナルのデカールをあらかじめ持ち帰り、穴加工にトライすることにした。
要は小さい穴をたくさんあければいいのだ。
ミシン目を入れるカッターも考えたが、あれは穴ではなくスリットを入れてしまうため今ひとつ。
千枚通しでランダムにぶつぶつと穴をあけてもいいが、それでは大きさも密度もあまりにもいい加減になってしまう。。。。。
いろいろ考えあぐねてたどり着いたのがこれ。
約2kかけて購入してきた。(^_^;)
はじめはステッカーの上から剣山を押し当てればうまいこと穴があくと思っていたのだが、バイク用のステッカーはかなり丈夫なため、面で押しているだけでは突き通せないことが判明。。。。(力を入れるとステッカーがよじれてしまうし・・・)
そこで剣山を上向きに起き、その上にステッカーを重ねてゴムハンマーで少しずつ叩いていった。
ちなみに表側から針を突き通すと接着面が凸凹になり接着強度が落ちるので見た目はざらざらになるが裏側からの加工としてみた。
ゴムハンマーはショックレスハンマーを使ったのだが、これまた地味に重いので30分後に作業を終えたときには握力が無くなっていた。(爆)
裏から見るとおいらの苦労のあとがわかろうというものだ。。。
順光ではわからないだろうが・・・・・逆光ならばこうなる。
ここまでやってはがれてしまうならばあきらめもつこうというもの。。。
だから今はあえてガソリンを満タンにしてある。。。
残る作業のうち、ナビ取り付けとETCのほかには、
ファイナルレシオ変更
タイヤ交換
ビードストッパー組み付け
が残っている。。。。
公道も走ることを考えると競技専用のモトクロスタイヤというわけには行かないのでエンデューロタイヤかな。。。
ファイナルレシオは悩ましいところだ。。。。
まあ、あわてる必要はないのでぼちぼちやっていこう。。。。