今日は久しぶりのMXごっこだった。
いや正確にはエンデューロレースである。
ただし、このコースでイベントを開催する場合の騒音など近隣への問題点を洗い出すためのテスト的な模擬レースだ。
かつてこのコースで走ったことのあるメンバーだけにイベントを知らせるメールが届いたのだ。
ボクとしては年内に走り納めをしたかったので渡りに船とばかりに参加することにしたのだ。
8月1日以来のレースであり、走行である。
夏場の暑い時期よりはずっと楽とは言え、2時間のエンデューロを一人でなど走ったことはない。
ま、疲れたら休めばいいや・・・ということで参加した。
通常ならば、ここには4種類のコースがある。それぞれ難易度別のモトクロスコースとエンデューロコースが2本ずつだ。
今回はそれを全部つないで走るらしい。
果たして1周はどこくらいの長さで何分かかるのか想像も出来ない。
幸い、このところ天気が安定していた。
先週の土曜日にかなりまとまった雨が降ったが今週は雨は降らなかった。
だから所々にマディセクションがあるのは覚悟していたが、まあ、気をつければ何とかなると思っていた。
しかし、これが大誤算だった。
今朝は急に冷え込んだおかげで水たまりは凍っているし、霜はおりているし・・・・
日陰など、霜バリバリである。(苦笑)
そして水たまりが残り、ぬちゃぬちゃどろどろの部分があってもそうした部分はフラットな部分だけのハズだった。
しかし、時間とともに霜が融けたおかげで本来水はけの良い坂道までウェット&スリッピー路面となっていたのだ。
このコースは高低差が結構ある。
難易度の高い、上り下りが数カ所にあるのだ。
距離は短いとは言え、斜度30度くらいの上り斜面があったり、斜度40度近い下りの直後がドロンドロンの田んぼ状態だったり・・・・・
ボクが参加したのは午前中に行われる2Hrコース。
一応、EDレースの経験がある人という前提だ。
その中でも自己申告で4クラスに分けられる。
もちろんボクは一番下のクラスだ。
スタートは4クラスの上級者から順にローリングスタート。
ボクはまったりとスタート。
しかし、難易度が高いところにかかると先行するライダーがスタックしたり、転倒してコースを塞いでしまったり・・・・(^^;)
ボク自身もオタオタしながらも前の選手の様子を見ながら手堅いラインで何とか大きな転倒やスタックもなく、無事に最初の周回を終えた。
ハンドルバーに着けている時計を見るとすでに30分近くかかっていた。
2周目は要注意ポイントはだいたいわかったので少しペースを上げてほどほどの走りをした。
所要時間は20分程度だった。
すでに握力がかなり落ちてきている。
しかし、つい調子に乗って3周目はもう少しだけペースを上げてみた。
そこに落とし穴があった。
ウッズセクション。林の中をバイク一台が通るのがやっと言うコース幅の中を右に左にと走っていく。もちろん、高低差もかなりある。
急な下りの部分で木ノ根にフロントタイヤを取られてかなりの勢いで転倒。
右方向に投げ出されて脇腹をしたたかに打った。
後続の邪魔になるので何とかバイクをおこし、くだりきった場所まで移動。
そこで少しからだと心を休ませたつもりだったが、残念ながら、体力的には完全に負のスパイラルに陥ってしまった。
次の上りのスタックポイントで失敗。
3度ほどやり直すうちに完全に体力消耗。
その後も難易度が高い場所になる度に失敗し、グロッキー状態。
朝はまだ凍っていた部分も融け出し、しっとりといい感じで路面をしめらせてくれるのでツルッツルだ。(T_T)
幅の広いところで脇によって休み、体力と気力を振り絞ってはなんとかクリアという繰り返しだ。
3周目は30分かかってしまった。
しかしまだ時間はある。
このままピットに戻ってしまいたい気持ちと戦いながらも、なんとか4周目に突入。(笑)
しかし、4周目は3周目よりも慎重かつ休み休み走ったので、時間はかかったが、それなりに走破。
何とか、2時間+αのエンデューロ・一人初体験は何とか無事に終わった。
ゴール後、少し休憩をしたが、だんだんヤバイ感じになってきた。
右足の土踏まずの上が痛い。
確かに転倒時に足がバイクの下敷きになった記憶がある。その瞬間はヤバイ感じがしたのだが、走っているうちに忘れていた痛みが蘇ってきた。
おまけに片づけをはじめようとバイクを押したり、荷物を持つと右のあばら骨が痛い。
この痛みには覚えがある。約1年ほど前にここで転倒した際にアバラにヒビを入れたことがある。
あのときの感触にかなり近い。いや、痛みは昨年よりは幾分軽いのでもしかするとただの打撲かも知れない。
いずれにしても最初の転倒で脇腹を打ち付けたときにやってしまったのだろう。
時間が経つと痛みが増してくるのは経験的にわかっているのでお昼時にさっさと撤収作業を終えて帰ってきた。
自宅でバイクや荷物を下ろすときには足とあばらは結構な痛みになっていた。
アバラは放っておくしかないのだが、足の方が来週からのスキーに差し支えるのですぐに湿布を当てた。
何とか1週間で回復してくれると良いのだが。
ま、そんなわけでちょいとやっちまった感もあるが、走行そのものは楽しかった。
うまい連中は何事もなかったかのように登っていく坂道にやっつけられはしたモノの、何とか走りきった満足感もある。(^_^)v
次のMXごっこは春になってからだな・・・・。
それまでマシンは冬眠だ。(苦笑)