ネットを通じての友人というのがボクには結構いる。
未だあったことのない人も中にはいる。
しかし大半は面識のある人ばかりである。
普段の生活(それが趣味でも仕事でも・・・)に於いて共通の接点を保つ人とは、まずは実生活に於いて友人になり、それがそのままネットの中のバーチャルな世界でもパラレルワールドを形成するようになったというケースも多い。
しかし、接点を持たない人の場合は、まずはたまたま何かのきっかけによるネット上の「会話」からはじまる。
そして会話を重ねることで互いの本性が透けて見えてくる。
やがて、顔も知らない同士にもかかわらず、何故か連帯感が生まれたり、信頼関係を築けたりもするから不思議だ。
そんな中でもちょっと自分でもどう接して良いのかわからない存在もいる。
実際に面識もある。ネット上でもごくわずかな回数ではあるが「会話」もしている。
悪い人間ではないのはわかっている。しかし、何故か警戒心を解いていない自分に気づくのである。
おそらく一番の原因は、まだコミュニケーションの回数、量が少ないからだとは思う。信頼関係を気づくにしても、胡散臭い目を向けることになるにしても、絶対的にコミュニケーションの量が少ない。
最近、なんとなく理由がわかった気がする。
ボクの嫌いな上司に似ているのだ。
いや、姿形や立ち居振る舞いが似ているわけではない。うわべは人が良さそうにしていながら心の底で人を小馬鹿にしていそうな、おなじ「におい」を放っているのだ。
自分の有能さを鼻にかけ、人を見下す感じ。にこやかに善人そうに笑う笑顔の奥で「目が笑っていない」ことにも気づいている。
そして時たま、「何か良いこと?」が有ると勝ち誇ったかのように現れる。
どうした、彼女と楽しいことでもしたのか?
こう見えても(ネットだから見えないか・・・)、人の心理を本能的に察するのは得意なのだ。
果たして彼は、善人なのか、はたまた善人の仮面をかぶった悪人なのか、その答はまだまだ当分出そうもない。
ま、どーでも良いんだけどね。
心を許せる友人には不自由してないから、まあ、適当に距離をおいて本音を見せてくれるまで待つしかないって事だな・・・