本日の第2弾である。
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どんな世界でもこと競技となると明確にいろいろな規定がある。
当然、スキー競技の道具にも厳しいレギュレーションがある。
たとえば、大回転。
数年前まではサイドカーブは半径18m以上という規定があった。
それが、21m以上となり、来年からは27m以上となる。
サイドカーブとはスキーを雪面において真上から見たときの端面の輪郭のことを良い、この半径が小さいほど小さいターン弧を描きやすいといえる。(通常は単純な円弧ではないので、複合Rの場合などはどのように測定?するのかは知らないが・・・)
もちろん、上記のレギュレーションはワールドカップを筆頭に国内でも格式の高い試合でのみ厳密な運用がなされ、我々一般競技者が参加するような、いわゆる「草レース」ではほとんど関係ない。
競技規則にはじめから「スキーはなんでもOK」と記載してあるレースもあるくらいである。
σ(^_^;は現在、一昨年、去年、今年と年式違いの3本の大回転用の板を持っている。
どれもレギュレーション上ではR21以上に適合している。
しかし、昨年までの2本と比べて今年使った板は、メーカーが違うこともあるが、明らかに設計思想が違うのが感じ取れる。
すなわち、今までの板は、サイドカーブを有効に使って曲がるタイプ板だったと言って良いと思う。
しかし、それだとターン自体は良いがインターバルのあるところでまっすぐ走らせることが出来なかったらしく、昨年くらいからの傾向として、サイドカーブは緩く(大きく)して、その代わり、いたのフレックスを柔らかくする用になってきた。
要するに単純にサイドカーブで曲がるのではなく、板をたわませることで円弧を作り曲がっていくのである。
σ(^_^;の今年のスキーがまさにこのタイプだった。(もちろん、2年前のモデルに比べれば、昨年のモデルもこの傾向はあったが。)
しかし、大事なことは「スキーが傾いていないとたわませることが出来ない」と言うことである。
これはすねの内傾角を取らないと板の性能を引き出せないと言うことである。
これがなかなか出来ないんだな~。
幸いσ(^_^;のクラブには速い人がたくさん居るのでお手本には事欠かないのだが、写真やビデオで見比べると本当にがっかりするくらいの違いがある。
まあ、カメの歩みではあるがそれでも昔のことを思えば少しは進歩しているので焦らずに行くとしよう。
仲間が1シーズンで修得する技術を3シーズンかけて身につけたって良いさっ!!
そう開き直ることにしよう。
とほほ・・・・