死語とノスタルジィ | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

最近はさすがに聞かなくなった言葉をふと思い出した。

死語と言っても良いだろう。


「メートルがあがってる(あがる)」


意味がわかるだろうか?
σ(^_^;の父親世代がよく口にするのを子供の頃、耳にした記憶がある。


なぜ、こう言うのかは今もって謎のままである。

今風?に言うならば「テンションがあがっている」もしくは「ご機嫌だね」あるいは「調子良いね」という意味合いである。


もしかすると下町言葉かも知れない。


用例:
「下町の飲み屋でたまたま出会ったオヤジ同士の会話」


おやじその1:「よっ! ○○ちゃん。メートルあがってるね!」
おやじその2:「あたぼうよ。」


ま、こんな感じである。(爆)

なぜ「メートル」なのかはいまだに不明である。誰か知っていたら教えて欲しいものである。



言葉ではないが、既に世の中から消えてしまったもの、消えつつあるものも多数ある。


寺尾聡の大ヒットアルバム「REFLECTION」
近々リメイクするらしい。


実は昨年ふと思いだし、探してみたらかつてのアルバム(当然LPレコードだった。)がCDとなって売っていたので購入した。
昔はカセットテープがすり切れるほど聞いた、好きなアルバムである。


そのCDを昨日聞いていてふと思った。
「ダイヤルM」と言う曲のイントロで、ダイヤル式の電話機で番号を回す音が効果音として取り入れられている。


これを聞いていて思った。


「今時の若者にはこの音が何の音かも判らないのではないか???」


今や固定電話はすべてプッシュホンだ。
イヤ、それ以前に携帯電話の普及率が上がっていることもあり、固定電話そのものが駆逐されつつあるのが現状である。


σ(^_^;が高校生(紅顔の美?少年)の頃は、好きな女の子に電話するのは一大イベントだった。

なぜなら今のようにメールがあるわけではなく、もちろん、皆が携帯をもっているような時代ではなく、固定電話同士での会話しかあり得なかったからである。


そして当然、自宅の電話からなんて恥ずかしくて出来ないので公衆電話まで行ったものである。(今だったら、電話を探すだけでも一苦労だな・・・)


しかも告白の電話をするとき(今風に言うと「コクる」となる)なんか、なかなか決心が付かず、いくつも公衆電話を通り過ぎて、気がついたら自宅からはるか遠くまで来ていたりしたものだ。


「よしっ!!あの公衆電話で電話しよう。」
いざそこまで来ると、
「いや、次の公衆電話でかけよう」
なんて事の繰り返しである。


今どきの高校生にはわからんだろうなぁ。
この甘酸っぱい感じ


しかも、ようやく意を決して電話しても当人が出るとは限らない・・・と言うよりはむしろ確率は低い。
母親ならまだしも、恐そうな声の
父親が出たひにゃ、間違い電話を装ってしまったこともある。(笑)

友人の中には、緊張しまくって母親に愛の告白をしてしまったという、笑えないギャグをかましてくれたやつも居たっけ・・・・(爆)




失われつつある言葉もの

それにまつわる、さまざまな想い出

新しいものが生み出す利便性、文化、習慣


そのどちらも興味深いものだ。



失われつつあるものへの郷愁はある。しかし、新しいものへの期待はもっと大きい。

ちょいと大げさだが、「過去を否定するところから未来は始まる」とまでは言わないが、時には切り離して行くことでまた新しいものが生み出されるのである。


過去にしがみついているだけでなく、常に未来を見据えていたいものだ。



おまけ・・・・・


今は本当に便利な時代だ。ネットで検索すれば大概のものは見つけられる。
こんなHPを見つけた。


「死語ドットコム」
http://shigo.com/view.cgi?671



いろんなところを見て回った結果、由来としては、ここに書いたある内容がどうも正しそうだ。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/23326/721281#721281