三歳になったリノお姉さんは、新たなリハビリに挑戦しています。

月に一度行っている病院のリハビリでは、立位器具を使って立つ練習をしたそうです。
今までは身長が足らなかったので、こういう立つための器具を使ったのは初めてです。


そして訪問リハビリの先生が、「リノちゃん、そろそろこれに乗れるかなぁ」と言って持ってきてくれたのが、この「三輪車」です!

車輪が四つあったので、厳密に言えば四輪車なんですが、これってどう見ても三輪車に乗っている幼児ですよね~

持続吸引器がハンドルにぶら下げてあったり、リハの先生がリノの首を支えてくれていたりするのはご愛敬です。(笑)

ネムルーが「ばあば、ちょっと来て! リノがひとりで三輪車に乗ってる!」と叫んだので、二階から下りてきたのですが、こんな嬉しい場面を見ることができました。☆彡

訪問リハビリの時間は、ばあばもじいじも弟のムッタの守りをしているので、こんな風にリノの雄姿を見ることができたのは久しぶりです。

時間はかかりましたが、リノは足を突っ張ったり、曲げたりして、廊下の端から端まで、自分の力で進むことができました。

もちろん、進む方向を調整してもらったり、首を支えてもらったりはしてもらわなければなりませんが、前に進む原動力はリノ自身の足だったのです。

驚きました。

リハの先生にも「初めてでここまでできるとは思わなかった。100点どころか300点満点だねっ」と言ってもらえました。
(〃▽〃)

ネムルー、ばあば、それにじいじ、毎日リノの顔を見ている家族は、リノの目つきや顔色がいつもと違うことに気づきました。

いつもより意識がハッキリしていて、どこか顔が輝いているように見えたのです。

これ、リノは絶対に楽しんでる!
 

「ここ一年見た中で、一番シャンと起きとるな」

じいじの言葉に、「もう11月ですけど……(笑)」と先生がツッコミを入れて、皆で笑ったのですが、本当にリノ自身の驚きや楽しさが伝わってきたのです。

ちなみにこの三輪車、もとい歩行補助具は援助を受けて個人でも買えるそうです。
リノが写真で付けているピンク色の矯正靴は、寝た状態で使うものだそうで、立つ練習用の物ではありません。サイズも小さくなっているので、これを買い替えるついでに、立位器具を購入することをムコーとネムルーは考えていたようです。

「でもこの歩行補助具の方がいいかなぁ」

うん、そこに立つだけのものより、こっちの方がリノには楽しそうだね。^^


昨日、リノたち家族は四人揃って、お父さんの実家に里帰りしてきました。
生まれた日がリノと四日違いの従兄弟がいるんですが、その日はちょうどその子の誕生日でもあったらしく、親族皆が集まって賑やかに過ごしてきたようです。

リノが小さい頃は体調が不安定で、なかなか遠くに旅をすることができませんでした。
その後はコロナ禍もあり、会うことがかないませんでした。

今回やっと、ひいばあちゃんに孫二人の顔を見てもらえましたし、滅多に会えないムコー家のじいじ、ばあばに遊んでもらえました。

親族が皆、健康で集まれて本当に良かったです。☆彡

遠くに旅行したついでに、家族で神社に参ったり、花や鳥がいるパークにも行ってきたそうです。

さっき、ムコー家での様子と一緒に、観光してきた様子を映した動画や写真を見せてもらいました。

なんとリノお嬢様の顔の上を歩いた不届き者の鳥がいたようで、リノは「なんか変な生き物がいる~」とでもいうような、戸惑った顔をしていました。(笑)

一泊二日の短い旅でしたが、リノの中にかけがえのない宝物のような瞬間がまた一つ増えたようです。


三歳になり、こんな色んな経験を積み重ねているリノ。
この一年は、どんな年になるんでしょうね。☆彡