昨日、リノが10分以上自力でお座りしているのを見て、驚いたばぁばです。

自分で首を何度も動かして、転ばないように身体全体のバランスをとっているようです。
今までは、リノが首を動かした途端にバランスを崩してガックンとなるので、慌てて側で支えていましたが、昨日は長時間放っておいても体勢が崩れませんでしたよ!( ゚Д゚)


リノは補助してやらないと、一人でチャンコするのが難しいのです。
二歳を過ぎましたが、首はまだ完全にすわっていません。
それにこの冬は常時、低体温になっていて、グースカピーと寝るばかりしているので、最近はパッチリと目が開いているところを見ることも少なくなっていました。

そう思っていたリノが……
驚きです。

母親のネムルーは毎日リノの訓練をしていてリノの普段の様子をよく知っているので、驚いているばぁばを見て笑っていました。

「起きてる時は、いつもこうやってリハビリしてるんよ~ 最近は、コタツを支えにして立っちの練習をしてるし、『立つのが上手になったねー』って、リハの先生にいつも褒めてもらってるんよ」

そうなのね。
ちょっと見ないうちに、孫というものは成長しているものなんですねぇ。
リノの顔は毎日見ているのに、こうやって何日かぶりに動かしている状態を見ると、成長具合がよくわかりました。



さて話は変わりますが、定年して毎日が日曜日になったじいじは、畑仕事の合間に、リノの介護グッズを作ることが生きがいの一つになっています。

先日、作った振動するオモチャが、リハビリの先生方に大受けして、訪問看護ステーション内で評判になったそうです。
そのことを聞いて気をよくしたじいじは、更なる挑戦をしようと思い立ったようです。


プロジェクトじいじのコンセプト
【リノを抱っこして庭を散歩できる小型吸引器の開発】

「安く」作ることが大前提になっているので、難しい課題が山積みです。

吸引器の小型化にはムコーが何度も挑んでいます。
「高い部品を買ったらできるんだけど…… でも密林で小さい部品が8000円もしたら、ちょっとねぇ」
とはムコーの弁。
言えてます。(^_^;)


昨日じいじの部屋で、なにやらモーターが振動しているような音がしていました。

「形になってきたからリノに使ってみてもらう」

今朝、嬉しそうにそう言って自慢げに見せに来たので、記録写真を撮っておくことにしました。


サイズがわかるようにしょうがのチューブの箱を置いています。
ボトルと首にかけるストラップは100均で買っているのを見ました。

確かに小さいわ~

単三乾電池2個で、8時間持つそうです。

主な材料はこちら

よくわかりませんが、排出を吸引に改造しているそうです??

そしてもう2か所の改造

・ 後ろの付ける所を削除。
・ 音を大きくしないように、吸引圧力の調整にホースの根元に穴を開けたパーツを加える。


これをリノに使ってもらいましたが、吸引圧の調整が上手くいかなかったようです。
残念(;´Д`)
圧がかかり過ぎるとリノの口腔内に引っ付いて、長時間使用していると口の粘膜が赤くなってしまいます。

しかし吸引力が弱いとよだれを吸い込めません。
水とよだれ、二つの粘度の違う液体をスムーズに吸引する必要があるのです。
それに持続なので、常時聞こえるモーター音も静かな方がいい。

ムコーが苦労したその点を教えてもらったじいじは、ホース穴に開けたコネクターに代わるパーツにどれを使えばいいかわかったと言っていました。

「こうやって工夫するのがおもしれんじゃ」

へえぇ、そうなのね。


ちなみにリノは、吸引器一つと持続吸引器を二つ使っています。

リノがいつも使っている吸引器 憧れのベベキュア☆彡

右 ベベキュア
ピンクのやつは手を消毒する液体アルコール
黒いふたのペットボトルはチューブ掃除用の水
気切用・口鼻用とフタに書いてあるのは、吸引後にホースを吸引掃除する水
上に乗っかっているアルコールと書いてある箱の中には、チューブの先を消毒するアルコール綿(通称アルメン)
その箱の下には、使用済みのアルメンを捨てるゴミ箱があります。

ホースに白いテープが貼ってあるのは、口・鼻用のノズル
ホースに黒いテープが貼ってあるのは、気切用のノズルになり、途中のコネクター接続管を外すと、用途に合わせて付け替えられます。(こちらはカイラナさんちの工夫を参考にさせてもらいました。看護師さんたちにものすごく評判が良く、同じ病院の後輩たちへも伝承されています)

この吸引グッズが全部入っている白い容器は無印でばあばが買ってきました。
サイズがドンピシャで運びやすいのがいい。
リノの部屋と風呂場を持って行き来するのに便利です。
容器の仕切りは、ネムルーが100均で揃えました。
中の銀色の袋は、缶ビールのオマケです。^^

これが短期決戦型の吸引をする主要メンバーです。


お次に控えし第2号・第3号の二つの吸引器は、父のムコーが自作したものです。
常時作動型の持続吸引器になります。
ネットで作り方を調べ、金魚の酸素ポンプを改造して作っています。
音が静かで、とても使いやすい。(〃▽〃)V

写真は、お出かけ用
同じものが部屋の常備品としてベッドの側に一台置いてあります。

前にあるポンプを改造したモーターと100均のボトル二本が持続吸引器。

黒い四角のものは、充電式ポータブル電源です。
このセットを後ろの手提げ袋に入れて持って歩きます。


このメンバーより遥かに小さくなるじいじの吸引器
はたして完成するのでしょうか?
こうご期待(^o~)/