
ゆるりとした夜の匂いがする
雨粒が音符となり、光の上を滑る
漂うのはさっきまでの青い旋律の余韻
霧に乗って海へ広がってゆく
Round Midnight
二人の愛が翼を持って
いつか真夜中に
真夜中ごろに
天使に唄ってもらうの
貴方の帰るのを…
広がっていくのは重なる6つの旋律
ゆるやかな夜の闇を青く照らす
海の上に浮かぶ月の光と重なりながら

「Round Midnight」を見終って
motionblueの青いフロアから赤レンガ倉庫を出た時の気分を表現したら
こんな感じだった。
ただし唄っていたのは天使ではなく6人の男達だったけれど(笑)
なんだか気取った出だしでびっくりしました?
とうことで横浜motionblueにて初めてのBroad6を体験して参りました。
私的にはとても楽しめましたので久しぶりにモコローグ(長文日記)を書いてみようと思います
。
まずは単刀直入に「良いライブ」で「良いバンド」でしたよ。
ひいき目無しで。
アラフォーで音楽好きな私どもにはとても心地よい空間でした。
音楽的うんぬんはプロではないので語るにあらず。
完全私的かつ感覚的な感想を綴っていきますね(笑)
まず、特筆すべきは「癒しのジャズ」っていう感じですかね。
ジャズを語るなんておこがましいことはできないけど、もともと国境や人種、さまざまなものをポーンと越えた存在なわけですよ、ジャズって。
これが人だとアフリカと西洋が交わるなんてのは大変なんですけどね。
黒人なんて奴隷っていう位置だったわけだし。
やあ、音楽って素敵♪みたいな陳腐な表現でごめんよ!なんですけどまあ、そんな感じなんですよ。
ジャズはクールであったり攻撃的であったり強烈な個性を求められる場合もあったりという面もあるんですが、Broad6のステージは「癒し」を感じました。
えー、クールでセクシーなniceguyってのとは少し違うんですけども←ごめん(笑)
昔々はジャズ喫茶なんて不良の温床なんて言われてたわけですよ。
いまでいうアンダーグラウンドなclubみたいな。
店員さんも態度悪いしコーヒーもまずい…うらぶれております。
ジャズ喫茶がそんなだからジャズまで不良扱いされていて、でもそれがカッコイイみたいなね。
今でいうタトゥーとか鼻ピアスとかキメてチッチキお皿回しながらマイクで吠えてるみたいな感じに憧れちゃうよ、俺、というところか(笑)←違うかもしらん。
で、そういうところとは真逆なステージだったなあ。
加藤さんが鼻ピアスとかやらないように、健ちゃんが金髪にはしてもタトゥーはやらないよ、温泉はいりたいもん…みたいな、健全でクリーンなジャズというべきか(笑)
しかしそれが野暮ったいとか、かっこ悪いとかそんなことは一切なく
誠実さと優しさが溢れる音となり、濁ってないのにかっこいい音に仕上がっていてとても耳心地がよかったです。
パリパリにノリが効いたワイシャツきたサラリーマンが、いきなりタイをゆるめて腕まくりをし、
突然にステージで歌いだしちゃって
あれ、いつもそんなふうに見えたことないのに、な、なんかドキドキするう!みたいなイメージ。
わかりにくかったらすいません(笑)
あ、電話かかってきちゃったからこのへんで。
続く