suouさんがコメントでグスコーブドリの伝記について書いてくださっていました。
岩手県民であるワタクシも子どものころに読んだきりで。
確か、とってもチンプンカンプンだったことを覚えています!w
賢治作品って子どもには難しいなと。
地熱のメリットデメリットを読んでいたら
こんな記載が。
開発に少なくとも50年はかかると言われるが、潜在資源量は60億kW(6000GW)におよぶと見積もられ、これを用いると日本の全電力需要の3倍近くを賄えるだろうと言われている (by Wiki)
楽観的といわれるかもしれないけど
今の子供たちが日本を背負って立つ頃には可能かもしれないんだなー
なんだか勝手に希望をもったりしております。
宮沢賢治の有名な詩。
「雨ニモ負ケズ」
この詩が大好きなんですけど、以前にこの詩から書いた日記を見つけたので添付します。
ずいぶん前の日記なんですが、震災後の今、読み返して思うことがあったので。
よろしければおつきあいください。
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宮澤賢治は特に好きでもなかった
隣の町の偉人さん 農業に熱心な土の好きなおじさん
ちょっと変わっているおじさん
小さい頃から読み聞かせで母が読んでくれた。
お話を書くおじさん。
教科書によく出てくるおじさん。
クラムボンってなんだろ??
「雨ニモ負ケズ…」へえ、そうか。
突然沁みてきたこの不思議な詩。
「雨ニモ負ケズ…風ニモ負ケズ…」
賢治の苦しみや悲鳴が突然胸に迫る。
賢治の心、慟哭、修羅、怒り、絶望、希望。
賢治が求める仏の姿。
弱々しい、薄っぺらな己を見つめ、必死に這い上がっては崩れ落ちるその「人間」という愚かな箱を打ち破ろうともがく。
もがく姿は尊い。
涙を流すのではなく、その姿を冷静に見つめる心が真心であろう。
思いがけないことだった。
この詩を読んで涙が出そうになるとは思わなかった。
幼少の頃から何度となく目にする詩であったはずなのに。
賢治はこんな人になりたかった。
賢治はこんな人じゃなかったから。
賢治はイーハートーヴが恋しかった。
賢治はイーハートーヴを知っていたから。
苦しみの臨界点を迎え、吐き出し生まれた詩。
宮沢賢治は偉人でもなく、なんでもなく
ただそこに在りたいと、願う人だった。
最近思う。
ただそこに在りたい。自然で在りたい。
そこに入り込んできた詩だったのだろう。
時空も時代も関係なく
放つ言霊が、どこかの魂に届く瞬間がある。
それは言葉という形、音という形、絵画もそうかもしれない。
ほかにも遥かな樹齢を迎える大木に心を奪われたり、古代の造物に胸を衝かれることもある。名もない花に教わることもある。
名もない言霊を私はいくつ吐き出せるだろう。
いつか誰かに届くかもしれない。
苦しみはありがたいものなんだと賢治は教えてくれた。
目指す道は見えなくても進む勇気が欲しいのです。
今日、またひとつ、自分が幸せであること気づかせてもらった。
明日にはまた落ち込むかもしれない。
それでいいんだな。
その繰り返しが人を育むのだな。
ああ、よかった。また朝がくる。
雨ニモ負ケズ
~負けるな東北!僕らは故郷をあきらめない!~
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