第7旅第14章:上信線の秘境駅「千平」 | もこ太郎の平成阿房列車

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南蛇井 を出発すると、列車は真っ直ぐ進み、車窓は民家、田園、空き地を交互に映し出す。


少し左にカーブしたかと思うと、進行方向左側に小さなホームが見えてきた。



「千平(せんだいら)駅」


もこ太郎の平成阿房列車


単式ホーム1面1線、そして小さな待合室と簡易トイレのみを有する駅。

無人駅で駅舎は無い。


もこ太郎の平成阿房列車


駅の周りには民家が点在しているが、人の気配はほとんど感じられない。


駅は少し小高い丘の上に設けられており、ホームへは小さい階段を使って移動する。

その階段の脇には、手作りの「千平駅」の標識が掲げられている。



もこ太郎の平成阿房列車


しかしこの駅、入り口が非常に分かりにくい。

この駅を利用するのは、駅周辺の住民しかいないのではないだろうか?



もこ太郎の平成阿房列車


駅に接する道路も細く、通行人も車もほとんど見かけない。


駅のそばには、鏑川の支流となる小川が流れており、ホームからはそのせせらぎを感じ取ることができる。



もこ太郎の平成阿房列車


それにしても、ここは自然に囲まれた良い場所である。

駅周辺を歩いていると、鳥のさえずる声もよく聞こえてくる。


もこ太郎の平成阿房列車


木造駅舎を有する駅が多い上信線の中で、ひときわ異彩を放つ駅である。

だがこの駅はこの駅で、他のどんな駅にも持っていない魅力を持っている。


ここはまさに、「上信線の秘境駅」である。


次の電車が来るまで時間があった。

天候も小春日和、駅に誰もいない事をいい事に、私は待合室のベンチで昼寝させて頂いた。



マイナスイオンを十分に浴びて、下り列車に乗り込む。

この駅で下車した人間は私一人だけであったが、

この駅から乗車する人間も、私一人だけであった。


さて、いよいよ残す駅もあと一つ。

長かった一日も、終焉を迎えようとしている。


もこ太郎の平成阿房列車


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