第7旅第13章:珍名駅 | もこ太郎の平成阿房列車

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神農原 を後にすると、列車はただ真っ直ぐ伸びた線路の上を突き進んでゆく。

列車が進むのに比例して、車窓はだんだん開けた景色を映し出してくる。

しかし田んぼよりも、雑草の生い茂る空き地が目立っている。


そうこうしていると、上信越自動車道の高架の下をくぐると同時に、左へ緩やかにカーブを始める。

そのタイミングで民家が現れ始め、列車はスピードダウン。



さて、ここでよく耳を澄まして、車内放送を聞いてみよう。

すると…





「なんじゃい!なんじゃい!」





いきなり「なんじゃい」とは何だ?

と面喰ってしまうかもしれないが、これは歴とした駅名なのである。

車内放送は、ただ単に次に停車する駅の名前を呼んでいただけである。



「南蛇井駅」


もこ太郎の平成阿房列車

聞いての通り、大変珍しい駅名である。

ひょっとして、上信電鉄で一番有名な駅かもしれない。

珍名であるが故に、CMにまでこの駅が使用された経歴がある。


駅名の由来は、駅周辺の地名から。

そして、その地名の由来は諸説あるようだ。

中にはアイヌ語が語源ではないかという説もあるという。



ここで、この記事をお読み頂いているあなたに、試して頂きたいことがある。

メーラーなどの、文章を入力できるアプリを開き、

「なんじゃい」

と入力して、現在使用しているキャリアがPCなら、1回だけ変換して頂きたい。

1発で「南蛇井」と変換されるのではなかろうか?

スマホや携帯なら、「なんじゃい」と入力した時点で、1番目の変換候補に「南蛇井」が表示されてはいまいか?

JR四国の土讃線にある珍名駅「大歩危(おおぼけ)」「小歩危(こぼけ)」の各駅にも同じ遊びができる。



余談はここまでにするとして、ここできちんと駅の紹介をしておかなくてはならない。

このままだと、駅名だけが独り歩きしてしまいそうだ。


島式ホーム1面2線、木造駅舎、ホーム上には小さな待合室を持つ駅。


もこ太郎の平成阿房列車

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この駅も、曜日と時間帯により有人無人が切り替えられる。


もこ太郎の平成阿房列車


駅前は小さな広場になっており、周りには住宅が点在する。


もこ太郎の平成阿房列車


駅前広場には、ボロボロになった「なんじゃい観光マップ」が掲げられている。


もこ太郎の平成阿房列車


駅名を除けば、のどかで静かな雰囲気に包まれた、ごく普通の駅なのだが…


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駅を離れても、駅名が頭から離れない…


…なんじゃい…


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