11時7分
大胡、赤城の各駅でスタンプを手に入れ、西桐生まで戻ってきた。
昼食にはまだ早いが、前日の失敗
もある。
駅の向かいにコンビニがあるので、そこで弁当を買い、駅の待合室で早めの昼食を取っておく。
上信電鉄の、前日に訪れた駅のうちどれか一つでもいいから、その近くにコンビニでも作ってほしいものである。いくら田舎でも需要はある筈だ。
桐生駅に戻り、ここからまた両毛線の駅のスタンプ収集を再開する。
まずは「栃木駅」
高架上にホームがあり、東武日光線・宇都宮線と接続している。
ホームに降りたとき、偶然特急「スペーシア」に遭遇できた。
駅舎は近代的な作りだが、北口と南口は全く同じ作りになっている。
例えばこの駅で待ち合わせをする場合、特に北口か南口かを指定する時など、ここまで同じ作りだと、それぞれの入り口の特徴を聞かれたときに説明に困るのではないだろうか?
栃木に来たら、どうしても「レモン牛乳」が飲みたくなる。
栃木駅でJR・東武の2つのスタンプを手に入れ、再び両毛線で移動する。
次は「佐野駅」
ここは栃木駅と同じく、東武鉄道(佐野線)と接続している。
栃木駅と異なる点はホームは地上に設置されている事である。
ここでもJR・東武の2つのスタンプを手に入れ、ここからは東武鉄道の駅のスタンプを収集する。
しかし次に乗車する予定の佐野線の列車は、1時間近く経たないとやって来ない。
日本最大手民鉄の1社を誇る東武でも、地方路線は当たり前のようにダイヤを薄くしているらしい。
佐野と言えばラーメン。
ラーメンを食べるくらいの時間はあったが、あまり腹も空いていない為次の機会にする。
14時29分
ようやく館林行きの列車がやってきた。
学生が一気に乗り込んだため、シートはあっという間に塞がった。
私は最前部の窓にかぶりついた。
群馬県内の東武鉄道は、主に東毛地方に分配されている。
伊勢崎線・桐生線・佐野線・日光線・小泉線と、東毛地方の主な自治体をきめ細かに網羅するような形で、線路が張り巡らされている。
この地方の鉄道は、東武が一人勝ちしている印象だ。
私が今乗っている車両は、佐野駅を出発するとすぐ、大きく右にカーブして両毛線を跨いで超える。
さらに右カーブを続け、180度近く回転し終わったところで、佐野市駅に到着する。
佐野市駅を出発すると、渡良瀬川の支流、秋山川を鉄橋にて超え、田島駅に着く。
ここから線路は、館林~佐野間を結ぶ幹線道路(県道7号線)と並走する。
私はこの道路を以前は良く使っていた。
周りに田んぼしかない事も手伝って、車の中からはこの線路が、かなり目立って見えていた。
今、その線路の上を、道路を横目で見ながら移動している。不思議な感覚だ。
ここでは次の列車まで、あまり時間が無い。
スタンプを手に入れて、可能であれば駅舎鑑賞まで行いたい。
しかしここは、伊勢崎線・佐野線・小泉線の接続駅であり、ホームが非常に広い印象だ。
スタンプがどこにあるか分からない。
パンフレットにはスタンプ台の位置が明記されているのだが、それでも分からなかった。
仕方なく、わざわざ駅員にスタンプの場所を聞いたりしていたものだから、あっというまに時間が過ぎた。
改札を抜けることも無く、スタンプだけ頂いて伊勢崎線の上り列車に飛び乗る。
館林駅から一駅移動したところで下車。
「茂林寺前(もりんじまえ)駅」
さすが伊勢崎線は幹線路線だ。またもや次の列車まで、あまり時間が無い。
しかし、茂林寺前駅は相対式ホーム2面2線の小さな駅の為、駅舎鑑賞までは何とか行えそうだ。
この駅のすぐ近くには、童話「分福茶釜」の発祥になった茂林寺があり、それに由来したスタンプも置かれている。
駅前にはユーモラスなタヌキ像が展示されている。
スタンプを手に入れすぐさま下り列車に乗って、
「足利市(あしかがし)駅」
「太田(おおた)駅」
「新桐生(しんきりゅう)駅」
のスタンプを手に入れた。
この時既に午後5時を過ぎていた。
新桐生駅から桐生線で、終点赤城駅まで移動。
そこから上電で中央前橋駅まで移動。
第2旅では、中央前橋のスタンプを頂き忘れていたので、この機会に頂く。
そして、シャトルバスに乗って前橋駅まで移動。
前橋から、高崎線直通の上野行き列車に乗って帰宅する。
今回は、これで一旦引き上げることにする。
この二日間で手に入れた駅スタンプは26個。イベント列車スタンプは2つ。
水沼、桐生、西桐生、前橋の4つのスタンプは、既に第2旅で手に入れている為、残すスタンプはあと3つ。
できればこの2日間で全てのスタンプを手に入れたかったが、残るうちの2つは、私の大好きな路線のスタンプだ。
だから、最後はじっくり楽しみながら、目的を達成したい。
次の3連休には、必ず有終の美を飾る。
※お詫び
第1章
で、駅スタンプは全部で「34個」と記載しましたが、正しくは「33個」でした。
お詫びして、第1章の記事は訂正させて頂きます。