今日たまたまTV5mondeでIllettré (téléfilm)というフランスのテレビ映画を見ました。
illettré,e = 文盲=字が読めない、書けない
https://www.youtube.com/watch?v=KS4JuIDVvqE ←You tube
この映画の主人公はふつ〜にフランス語が話せますが、でも字が書けず、読めません。
だから、見た目にはその症状(障害)は分かりません。
もこすけのフランス語はその逆。
字をゆ〜っくり読めばわかるけど、聞き取れません。
いろんな悲しみがありますね。
このドラマの中で、主人公が字が読めないので、先生(?)が子供用の絵本を与えて、それを勉強しようと提案されるのですが、主人公はそれを拒否するという場面があります。
主人公のやりたいことはこんなんじゃない、大人の本が読みたい、メールが書きたい、みんなみたいにSNSがしたいのです。
このあたり、大人のフランス語学習者もこういう感情があるんじゃないかと思います。
教える方は、言葉を知らないので、我々を”子供扱い”をするわけです。
でも、もこすけは”大人”です。
子供用の本の内容じゃ満足できないのです。
自分がフランス語で知りたいことと、自分のフランス語力のギャップ。
わかっちゃいるけど、子供の絵本じゃ満足できません。
その辺のジレンマを持ちつつ、どんな扱いをされようと、”学習者”という謙虚な立場で、学ばないといけないでしょう。
根気よく。