サロマからあっという間に10日以上経過しました
寝落ちしてしまったり、北海道らしからぬジメジメが続き、なんだか家の中までベトベトしてるような気がして ついつい掃除にはまったり
バイトに出て疲れてしまったり……そんなこんなであっという間に数日が過ぎちゃいました( ̄∇ ̄*)ゞ
サロマのお話の続きです♪
ワッカに入り暴風雨にさらされ完全にやさぐれた わたしでしたが「とにかく前に行かなくちゃ
」
果てしなく続く様に思える この道も
一歩一歩進めば絶対にあの橋に辿り着く。
そう思いながら
スライドしていくランナーの中に仲間を探しつつ なんとか進んで行くと、次から次へと知り合いや友人とスライドし始めます

「大丈夫かぃ?」
そう声をかけてくれたのは函館のY田さん。
「ありがとう!大丈夫!Y田さん速い👀だいぶ遅くなっちゃうけど待っててくださいね!Y田さん、どうしてカッパを手にグルグル巻きにしてるの?とにかくY田さんもお疲れさま!がんばって!」
と、心の中で思っただけ…💦 疲れて言葉にならず
あまりに辛くて、一瞬このまま引き返したい……と思った程…💦
それはダメダメ。前へ前へ。
Y田さんにも「うんうん(*´-`)」と頷くことしかできず
次にすれ違ったのは札幌のトライアスロンチーム『マンプク』の紅一点 ちなつさん♪
「ちなつさん!」と呼びかけると
「ドラちゃん!ファイト!」
すごくハッキリとした口調で大きな声!
しかも真っ直ぐ前を向いて体の動きも とても大きい!90km以上も走ってきたとは とても思えないフォームでした。
「うん!ちなつさんもね!ありがとう!」
と、やっぱり心の中でしか答えることができず💦
ironmanはすごいなぁ…オーラが違う……とボーッと思いながら ただただ「うんうん」と頷くのみ
次は、時々飲み会でお会いする「宮本亜門」 こと ひろしくんも、わたしを見つけて「おおっ!」と手を上げてくれますが
やっぱり「うんうん」と頷くことしかできず
Sも折り返して来て 暴風雨に翻弄されている わたしの気持ちを察し「折り返したら楽になるからね!」そう言ってくれましたが
「ほ、ほんとかぃ……?
折り返したら楽になるかぃ?絶対だよね……

」
心の中でそう呟いて
やっぱり「うんうん」と頷くのみ
ほどなくして Y田さんの奥様が。突然の登場に「……Eさん……」と声をかけるもその声は小さすぎて暴風にかき消されたのか、残念届かず。
その時、ふと気がついたのは
折り返してきた皆が皆、真っ直ぐ顔を上げて前を向いてるということ。
皆、かっこいい……。
わたしも折り返したら、しっかり前を向いて走ろう!そして知り合いを見つけたらエールを送ろう!そう思いました。
そしてワッカの折り返し手前。
思いがけずチーム旗が目に入った時は思わず泣きそうに。でも「まだ泣くのは早い。ゴールしてから」(カッコイーな
)そう思い

)そう思いチームの皆に この悪天候の中、ここまで来たの?
大きな声でわたしを呼んでくれる仲間に なんとか応えたいけど、やっぱり声も出ず手すら振れず
今でこそ、「ありがとう!」って元気に声に出して応えたかったなぁと思うけど、あの時は走り続けるだけで精一杯だったなぁ……
ちょうどその時、水溜りをお互いに避けようとしてぶつかったのが 今回の完走でサロマンブルーとなるFさんでした。
「おおっ!」と片手を上げたFさん
わたしはやっぱり
「うんうん」頷くのみ
「ブルーですね!がんばって!」くらい言えんのかぁ~い!
そして遂に あの巨大な鉄の塊の様な、要塞とも思えるあの橋に到着!
坂を登りますが、これがまた何て表現していいのか わからないような向かい風。後に「風速10mは軽く超えてたよね」「台風並みだよね」そう話しましたが本当にそう思います。
あの風。おっかなかったぁ……。
登って下って、やっと折り返し。
そしてまた登って下って。
見ると、反対側を折り返しに向かって坂を登ってくるランナーは、風を受けて体が くの字に曲がっているようで 思わず「がんばれ」
心の中で呟きました
それから背中に強い風を受けて「やった!追い風!」と思いましたが、それもほんの一瞬で、以降は「風、やんじゃった?」と錯覚。
後から聞くと、疲労から そういう風に感じるものなんですってね。知りませんでした…💦
ほどなくして「〇ちゃん、〇ちゃん」とわたしを呼ぶ声。
チームのナルさんでした。
笑顔で元気そう。わたしは
やっぱり「うんうん」頷くのみ
先程の 「元気にエールを送る!」という目標は呆気なく消え去りました
その後は顔さえ上げられず、ただひたすら自分のリズムで進んだのでした。
ワッカを抜けた時は本当に嬉しかった!
距離表示も1桁になって、あんなにやさぐれた気持ちも皆への感謝の気持ちで一杯
3、2、1と表示が減っていくにつれ、終わってしまうのが勿体無いような、一刻も早く終わらせたいような、妙な気持ちで
「一歩一歩丁寧に走ろう」と思いました。
そんな風に感じたのは初めてでした
ゴール手前ではアメブロランナーさんが声をかけてくれたり、チーム旗を持って待っていてくれたメンバーが声援を送ってくれました。
着ていたウィンドブレーカーもしっかり脱いで、手にグルグル巻き付けゴール写真の用意( ̄∇ ̄*)ゞ
もう嬉しくて嬉しくて笑いが止まらないゴールとなりました
まだ続きます


















