自分で決めた高校でしたが、ここでも行けたのは最初だけで、通えることができませんでした。
この時の私は、がっかりし、もう無理なのかと諦めの気持ちとやるせない気持ちです。
この頃に私の本当の意味での学びを始めました。サポートをしてくださった方から言われた言葉。
全てを受け入れる
ありのままを受け入れる
最初難しいです。
これができないのは、私自身のことを受けいれることができなかったからです。
私自身を受け入れることができないのは、自分の存在価値を認めていない。
その不安の中で、娘の不登校を問題視してしまっていた。
娘の不登校が問題ではなかった。
私の価値観の押し付け。
娘を心配するあまりに、良かれとしていたことは、娘にとっては余計なことでした。
気づかないところで、生活態度が激変するずっと前から見えないプレッシャーを与えていました。
そして、息が切れたのだと思います。もうこれ以上頑張れなくなったのかもしれません。
(でも本当の不登校の理由は分かりません。
本人すら分かっていないと思います。)
どんな状況であれ、娘を見守り、娘を受け入れ、居心地の良い安心できる家にするのが、お母さんの役目だったのです。
自分が自分を認めてないのに、誰かを認めるなんてできません。心から見守ることも。
自身に向き合いました。
そして・・・
学校に行きたくなかったら、行かなくていいよ。
と心から言えることができました。
それをきっかけに様子が変わりました。
学校には行きませんでしたが、生活態度が変わりました。自分を守るための鎧が、ポロポロと剥がれ落ちて、素の娘が見えてきました。
それは私にも当てはまります。
そして、今娘はどうしているか・・・
今娘はお母さんになっています。若いお母さんです。
自ら選んだこと。決めたことです。
出産後は、理想と現実のあまりのギャップで心が折れてしまい、体に不調を起こし心身ボロボロの状態の時もありました。
が、今は以前の娘とは違い、守るべき存在がいることで本当に強くなりました。
人見知りの娘ですが、2歳の娘ちゃんはとっても活発で、元気いっぱい!
通りすがりのおじちゃん・おばちゃんに「こんちわ~
」と声をかけます!

娘ちゃんが、見ず知らずの人をママ(娘)に繋げています。娘ちゃんが娘を成長させてくれています。
我が家は家族が増え、以前と比べられないほど笑い声の絶えない家となっています。
そして、娘は未来の自分を想像した時、今何をすべきかを考えているところです。
本当に学びたいと、自分で選んで決めたことなら、心から応援しサポートとしていきます。
最後までお読みいただきましたが、もしかしたら不登校が解消する方法かと思われたかもしれません。期待させたつもりはありませんでしたが。
なぜ今これを書こうかと思ったのか・・・。
最初の 不登校親として1にも書きましたが、
人生、学校だけがすべてでない。
100人いれば100通りの人生があります。
その通過点に学校があります。せっかくの学習や集団生活の場におれない事を、逃げていると判断して欲しくないのです。残念がらないで欲しいのです。
そして、お母さん一人で悩まないでほしい。悩みの渦に巻き込まれて、自分を見失います。
お母さんの助けが必要なら、恥ずかしがらず・変なプライドを捨てて助けを求めたらいい。
どのような状況のお子さんに対しても、温かく見守ってほしいのです。
変化を起こすチャンスは、いつでもあります。そのキッカケに周りの意識の変化が大きいのです。
我が家であれば、母親である私の意識の変化がキッカケでした。それは、見たくないこと、認めたくないことを知ることでもありました。
でも、「決めた」から結果が変わりました。
結果、学校に登校できるかもしれないし、別の道を見つけるかもしれない。
子どもの人生です。
親の私は、見守り、助けが必要なら最善のサポートをすることです。
以前、子供専門の心療内科に私だけが通っていた時に、先生から「お母ちゃんは、美味しいご飯と温かいお風呂を用意しておけばいいんだよ。眠たければ寝させておきなさい。無理に起こさなくていい。お母ちゃんは、しっかりせずにダラーんとしときなさい」と。
今なら、先生の言う意味が分かります。
(当時は、ハァ~( ̄□ ̄;)でしたが)
子育て中の方、不登校のお子さんをお持ちの方や過去に不登校のお子さんをお持ちだった方の、少しでも参考になれば幸いです
