ベルチャ・クァルテット×エベーヌ弦楽四重奏団 トッパン | クラシックコンサート鑑賞日記

クラシックコンサート鑑賞日記

コンサートの余韻を楽しむブログ

2025年3月28日(金)トッパンホール

 

メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20
エネスク:弦楽八重奏曲 ハ長調 Op.7

【アンコール】

フォーレ(ラファエル・メルラン編):《レクイエム》より〈In paradisum〉

ベルチャ弦楽四重奏団
 コリーナ・ベルチャ(ヴァイオリン)
 カン・スヨン(ヴァイオリン)
 クシシュトフ・ホジェルスキー(ヴィオラ)
 アントワーヌ・レデルラン(チェロ)

エベーヌ弦楽四重奏団
 ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)
 ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン)
 マリー・シレム(ヴィオラ)
 岡本侑也(チェロ)

 

 

 

王道の八重奏曲。

名器が揃い、音色もよい。演奏もうまいし客も大喝采だったが、私はちょっと強すぎるなぁと感じてしまった。

 

ふと思ったが、日本人は譲り合い文化。

どうぞ、あなたの見せ場ですよ、という雰囲気がある。

しかし、今日は全員がグイグイ。

我が我がと全員が服部百音のようなヒステリックな演奏を負けじと奏でる。

テンポも非常に早く、少し乱暴に聞こえてしまい、疲れてしまった。

 

技術は言うまでもなく、特に後半のエネスクは8人の一体感が素晴らしく、完全に揃った強弱緩急の美しさは特筆すべきだと思うが、それ以上のグイグイ感でぐったり。

期末で仕事が人生最大の忙しさであるのも影響しているのかもしれないが、ちょっとウルサイと思ってしまった。

とはいえ、コンサートは楽しいですね。

あと、トッパンホールはなんだか品のいい客が多い気がする。

 

明日は久々にはしご。