2025年2月6日(木)サントリーホール
フォーレ:パヴァーヌ 嬰へ短調 Op. 50
シューマン:クライスレリアーナ Op. 16
ショパン:
マズルカ ヘ短調 Op. 7-3
マズルカ 変ロ長調 Op. 17-1
マズルカ ホ短調 Op. 17-2
マズルカ イ短調 Op. 17-4
マズルカ ハ長調 Op. 24-2
マズルカ 変ロ短調 Op. 24-4
マズルカ 変ニ長調 Op. 30-3
マズルカ 嬰ハ短調 Op. 30-4
マズルカ ハ長調 Op. 33-3
マズルカ ロ短調 Op. 33-4
マズルカ ニ長調 Op. 33-2
マズルカ 嬰ヘ短調 Op. 59-3
ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op. 44
【アンコール】
Sohy: 4つのロマンティックな小品 Op. 30 第4番 「無言歌」
ショパンの未発表曲 ワルツ イ短調 「ファウンド・イン・ニューヨーク」
ファリャ:火祭の踊り
ピアノ:ラン・ラン
ラン・ランのコンチェルトは2回ほど聞いた(コンセルトヘボウ、ウィーン・フィル)が、リサイタルははじめて。
各回のコンチェルトが素晴らしく期待して行った。
薄ら想像はしていたが、やっぱりこの人はそっちか〜と思ったのが、楽譜をかなり変えちゃう系の癖強ピアニストだった。前半は特に自分色に染め過ぎだった。
クライスレリアーナはもう原曲がわからないくらいいじっていたw
ただでさえ苦手な曲なので結構げんなり。
う〜む、、と思っていたが後半のショパンはなかなか良く、マズルカ変ロ短調は相当よかった。
ポロネーズもランランカラーが強いものの大迫力で聞き応えがあった。
いいも悪いもどっちもあったリサイタルだった。
コンチェルトの時はきちんとオケと合わせているが、リサイタルはかなり自由で好き放題の演奏。ファンはそれがたまらないのだろう。
アンコールのファリャは強烈。
これを聞けただけでも十分だった。客席は総立ち。
ランランのスター性は凄まじく、出てきた瞬間にホール全体の空気が変わった気がする。
毎回、前後左右に丁寧にお辞儀。
キラキラしていて真のスターだと思った。
サイン会にはこの寒空にものすごい人がホール外で並んでいた。
かなりクセの強い演奏だったので、コンチェルトの時のように楽譜に忠実な演奏もやるのであれば、聴いてみたい。

