2024年12月19日(木)サントリーホール
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第17番 K.296
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 Op.30-2
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
武満徹:悲歌
フランク:ヴァイオリン・ソナタ
【アンコール】
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op. 30-2 より 第3楽章
樫本大進 (ヴァイオリン)
ラファウ・ブレハッチ (ピアノ)
前半は、爆睡。
会社のイベントで酒を飲んだせいもある。
後半は好きなドビュッシーのソナタがよかった。
ブレハッチのピアノが繊細な音でよい。
樫本大進は、信じられないほどうまい。ぐうの音も出ない。高音もよく出る。さすがである。
しかし以前にも思ったが、どうにも人間味が欠ける気がする。私だけだろうか。
技術がうますぎるからそう感じるのだろうか?
何を聞いてもめちゃくちゃ素晴らしいが、胸を締め付けられるような心から感動するような演奏はこれまでないような気がする。
樫本大進の演奏を聞くと、なぜかいつも白い巨塔の財前教授を思い出す。
技術は一流、名も一流だが、なんだか人間味がないというか。。。AIっぽい。
腕が良すぎてサラサラ弾いてしまうからかもしれないが、もっと悶えるような感情むき出しで苦しいような表現は人の心を打つと思う。