2024年12月5日(木)東京文化会館
ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 op.65
【ソリスト・アンコール】
ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌
(伊東 裕&都響チェロセクション)
指揮/バート・トレヴィーノ(大野和士)
チェロ/伊東 裕(都響首席奏者)
実は前日のサントリーをとっていたが、アブドゥライモフが出演する公演があったので、人に譲り、東文を買い直した。その感想はまたあとで。まずは昨日の記憶から。
サントリー公演がすこぶる好評だったようで期待していったが、確かにめちゃくちゃよかった!
久々に重々しくデカい音を聞いた!という満足感と充実感。
そして都響が非常にうまいと終始感じた。特に金管が充実。
第1楽章終わりの高音トランペットもお見事。
第3楽章の冒頭のシステマチックなヴィオラもキレッキレ。
あとに続く楽器もザクザクと刃物を振り下ろすかの如くキレッキレ。
大変に聞き応えがあった。
また毎度感じるが、やはり東文5階の音には驚く。
2階かと思うほど音が近い。そして、サントリーほどの豊かな残響がない分、ショスタコとの相性がいいと思う。
ブルックナーはサントリーが最適だろう。
大変満足いくタコ8、また前半のハイドンも素晴らしく、指揮者に腕があると見た。
ハイドンも何気にわざとらしくない抑揚が美しかった。
伊東さんの音色も素晴らしい。特にアンコールでの響きは極上だった。