新日本フィル 室内楽シリーズ 「一夜限りのカルメン!」 | クラシックコンサート鑑賞日記

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2024年10月24日(木)すみだトリフォニーホール 小ホール

室内楽シリーズXXI~楽員プロデューサー編~
「一夜限りのカルメン!」Produced by 村松裕子 (NJPコントラバス奏者)

ビゼー(村松裕子編):歌劇「カルメン」より抜粋

ヴァイオリン:田村安紗美 

チェロ:矢野晶子 

コントラバス:村松裕子 

トランペット:山川永太郎 

パーカッション:柴原誠 

フラメンコギター:稲津清一 

フラメンコ舞踊家:ロッハー葵
 

 

 


なんとフラメンコの踊り付きだった。
ダンサーはいくつもの修羅場をくぐっていそうな気の強そうな美人。まさにこの役にふさわしい雰囲気だ。

実は私はフラメンコは数え切れないほど見ている。といっても1軒のフラメンコバーだけだけども。

昔、フラメンコが大好きなクライアントがいて、毎月何人かでほぼ強制的に見に行かされていた(笑)

それ以来、久々にフラメンコを見たので15年ぶりくらいか。

ギターははじめオケメンバーとの合奏のときは心配するほどイマイチだったが、慣れているフラメンコの曲をやりだしたら水を得た魚のように素晴らしい演奏をし、ギャップに驚いた。

伴奏付きで一人で弾いているとは思えない曲があり、ギターにもヴァイオリンのアンコールで聴くような超絶技巧があるのだと知った。

演奏の合間にはお手製の字幕もあり、頭の中で過去に見た新国オペラを思い描きながら聴いて楽しかった。

トランペットの人は、前からいる人だろうか?前からいたけど髪型を変えただけだろうか?前も気になったな。音が非常に美しかった。

ヴァイオリンはリサイタル並みに休みなく主旋律を奏であっぱれの演奏であった。チェロもとても美しかった。

 

面白く、いい企画だ。
新日のコンバスといえば菅沼さんなので村松さんのことは意識したことがなかったが、喋りもうまく企画力もあり、もちろん演奏も素晴らしく、リーダーシップがかなりあり、人としても魅力的だなと思った。

さて、来年の2月のカルメンは新国ではなく二期会をとった。

新国の演出はロック歌手のような演出や際どい赤ブラ生着替えがあったりwで面白かったが、舞台セットは現代風の漆黒ミニマルで面白みがなかった。

二期会はどんな演出なのか楽しみだ。