12月21日(木) サントリーホール
指揮=ヤン=ウィレム・デ・フリーント
ソプラノ=森谷真理
メゾ・ソプラノ=山下裕賀
テノール=アルヴァロ・ザンブラーノ
バス=加藤宏隆
合唱=新国立劇場合唱団(合唱指揮=三澤洋史)
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」
今年最後の演奏会は下期会員・読響の第9。
演奏はテンポが早く、オセオセな感じ。
でも私はこういう演奏、好きです。ゆったりすぎるよりは全然よい。
読響の弦が美しい。また指揮者も、思いのままにオケを操っていたと思う。「おお」と思う美しい場面がいくつもあった。
合唱は60人と小ぶりだが、十分だった。
第4楽章でやはり落涙。第9って絶対泣いちゃう〜
あまり感動を届けるようなスタイルの演奏でもなかったのでもう1オケくらい聞いてもいいかも。
今年はこれで終わり。
ついでなので、今年の自分のなかのベスト3。
やっぱりどうしても最近の演奏会になってしまう。
いい演奏、たくさんあったと思うが記憶が近いものになるのはご愛嬌。
1位
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス
メンデルスゾーン:交響曲第3番 イ短調 op.56 「スコットランド」
自分としては意外な選曲。この世のものとは思えないほど素晴らしい演奏だった。
2位
キリル・ペトレンコ指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
モーツァルト:交響曲第29 番 イ長調 K.201
こんな音は聞いたことがない。信じられないほど美しかった。
3位
井上道義[指揮]
群馬交響楽団
ショスタコーヴィチ/交響曲 第4番 ハ短調 作品43
さすが井上さんだった。一生忘れられないくらい感動した。オケもうまかった。
ソリスト部門
ピアノ:ベフゾド・アブドゥライモフ
プロコフィエフ/ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16
圧倒的にアブドゥライモフのプロコ。超人的なテクニックとダイナミックな表現力に痺れた。毎年来日してほしい。
来年もよい演奏に期待して。
今年もありがとうございました。