2022年10月16日(日)ミューザ川崎
ショスタコーヴィチ:交響曲 第4番 ハ短調 op.43
指揮:ジョナサン・ノット
前半のラヴェルは辞退し後半だけ行った。
二日続けてのタコ4!
サイコーだった。
第1楽章の超高速フーガは、前日の土曜よりも弦がビシッと揃ってよりシステマティックな鋭い響きになっていた。
研ぎ澄まされた音色に興奮を抑えられない。
ここの部分は本当に強烈。特に、コンバスの入り方がかっこよすぎる。
日曜も超絶高速演奏で、プロの技をまじまじと見せつけられた。
これだけの高速でまったく乱れないのが凄い。
前日、第2ヴァイオリンの方が倒れて、その後オケが演奏を継続したことについてツイッターでは賛否両論あるが、私は「賛」である。バックヤードがすぐ動いたし、演奏をやめてしまったら、倒れた方にもプレッシャーだろう。自分のせいで演奏を中断させてしまった、、、と、思わせかねない。それは、何の罪もない演奏家がコロナにかかり、演奏会自体が中止になるのと似ている。
演奏家は演奏を継続してもらって、スタッフがカバーすれば問題ないと個人的には思っている。
さて、日曜も火の打ちどころのない演奏で大変満足だった。
ツイッターでどなたかが書いていて「そうそう」と思い出したのが、第1楽章の終わりのファゴットがかなりゆっくりだった。
これはサントリーでも思った。
凄まじい音の嵐を落ち着かせ、第2楽章へ誘う空気をフォゴットがゆったりと作っていたような気がする。
ノットはこの日も大暴れだった(笑)
マツーエフは1回のリサイタルで3キロ痩せるというが、タコ4を振るノットもそのくらいの勢いではないかw
あの大暴れが全部音になって壮絶な演奏を聞かせてくれた。
東響ってこんなにうまいんだっけと何度も思った。
金管も木管もめちゃくちゃうまかったし、若コンマスもよかった。
素晴らしい演奏が聞けて何よりだ。
本日はマケラ・パリ管のはずだがチケットは人に譲った。
しばらくはおとなしくする予定だが、ちょこちょこチケットを買ってしまうクセがなかなか抜けない。。。
相方の体調もいいし、今日全然行けたかもなぁ。。。ちょっと悔しい。
日曜はまた東響へ行く予定。ブル2!