読響 井上 宮田 ゴリホフ タコ9 | クラシックコンサート鑑賞日記

クラシックコンサート鑑賞日記

コンサートの余韻を楽しむブログ

2021年9月29日(水) サントリーホール


ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲
ゴリホフ:チェロ協奏曲「アズール」(日本初演)
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番 変ホ長調 作品70


指揮:井上道義(指揮:イラン・ヴォルコフ)
チェロ:宮田大

 

 

 

とにかくゴリホフが凄かった!

ショスタコといえば井上さんで本日の代役として選ばれたのだろうが、アズールもそのままやってくれたのが痺れる。

この曲、予習の段階からめちゃくちゃかっこいいと思っており、もう何十回聴いたかわからない。それほどハマった。

 

本日の生演奏を非常に楽しみにしていたが、オケの配置も強烈だし、ゲストのパーカスも強烈だし、読響打楽器奏者によるトライアングルでのリズムの取り方も強烈だし(あんなトライアングルは初めて)、もちろんその強烈の最上位に宮田さん・井上さんがおり、何もかもが刺激的だった。これ、今日1日で終えるのはもったいない。。。

 

ヨーヨーマのために書かれたと解説で読んだが、こんな強烈な曲が彼にために?と驚いた。ヨーヨーマが50の時に書かれた曲ということだ。

宮田さんはなんとまだ35歳!若いなぁ。ノリに乗って脂も乗り切っているということで最適な人選だと思った。

 

演奏は日本初演、さらに複雑な曲であるがゆえもちろん荒さがあったり細かいことを言うとアレだが、この音楽の持つパワーがなにせ圧倒的。第3楽章の宮田さんの一心不乱な演奏は怖いくらいに思ったし、井上さんにいたっては宮田さんのソロで座り込んで聞き入るというパフォーマンス。

パーカスの効果、ヴィオラが最前列でコンマスが3列目くらいにいるという謎の配置も面白く、何もかもが強烈だった。

何度も言うが、トライアングルでタンバリンのようなリズムをとっていたのは驚いた。普通なのかなこれは?

 

んー、いまだ興奮さめやらぬ。

 

休憩後のストラヴィンスキーは思っていた曲と違ってあっという間に終わってしまった。違う曲を予習していたようだ。

 

タコ9はさすが、、、もう教科書のような模範的な演奏だった。読響がとにかくうまい!

井上さんといえばタコなのでもちろん期待していたし、今日も満点だった。

タコ9とはいえ井上さんのソロカーテンコールありでタコ神を見せつけた。

 

しかし、、、前半が強烈すぎたw

ゴリホフをメインに持ってきてもよかったくらい。

後半がタコ10だったら前半後半で重すぎるから9あたりでちょうどよかったのかも。

 

いや〜〜、凄かったな。今日眠れるかなぁ〜