ニューシティ管 飯森 春祭 | クラシックコンサート鑑賞日記

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コンサートの余韻を楽しむブログ

 

 


20201年9月12日(日)東京芸術劇場 第141回定期演奏会   

リヒャルト・シュトラウス/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ベルク/ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に)
リゲティ/ポエム・サンフォニック(100台のメトロノームのための)
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」(1967年版)

指揮:飯森範親  

ヴァイオリン:郷古 廉

東京ニューシティ管弦楽団

 

 

 

来年春に「パシフィック フィルハーモニア東京」に生まれ変わると発表した東京ニューシティ管の定期公演。

最近、このオケの公演にはよく足を運んでいる。演目が珍しいものが多いのが1番の理由。

 

そして、、1年8ヶ月ぶりの春祭!これは嬉しかった!

昨日の新日に引き続きステージを埋め尽くすオーケストラの皆さん方。飯森さんの激しい指揮を浴びながら、非常にダイナミックな演奏を聴かせてくれた。大変満足!

このオケ、いつもガラガラであるが、今日は春祭の前に演奏(?)したリゲティのメトロノーム100台をただただ見守る曲(?)も面白い試みだったし、なんといってもコロナ禍の春祭だ、もっと今日は集客したいところ。

 

前半のティルも大変美しく、ホルンも後半の方の主題は完璧だった。

ティル後のベルクは、予習の段階で何回聴いても頭に入って来ずお手上げだった。生演奏を聞いても残念ながら大爆睡となった。

コンチェルトの終演1分前くらいに目が覚めて、郷古さんの美しいヴァイオリンの音色にただ1分、浸ることができた。

う〜ん、ベルクはちょっと苦手なのかな。。とても興味があるので克服したいところ。

 

というか、今日はずいぶんと盛りだくさんで終演は通常16時のところを16時25分くらいまでやった。

 

リゲティのメトロノームは、譜面台の譜面置きの部分を天井と水平になるように真上を向かせ、そこにメトロノームを持った団員たちが蛍の光のような小さな灯りを灯しセットする。

会場は真夜中のように暗くなり、飯森さんの合図でメトロノームを開始。

10分くらいか?最後のメトロノームが停止されるまで「なんなの?なんなのこれは?」とか思いながらwひたすら待つ。謎の音楽だった。

 

最初に戻るが春祭はとてもよかった。

このご時世、誰もが避ける春祭をやってくれたことがありがたく、嬉しく、楽しかった。

飯森さんは暗譜。ものすごい迫力だったし、興奮したし、やっぱり春祭はこうでないと!と感動した。

 

今日は飯森さんもオケもマスク。かなり激しい指揮だったので1幕終了後は苦しそうだった。

私など階段を登っただけでもゼーハーするのでマスクしながらあの動きはかなりきついだろう。

 

ニューシティ管は演目がなかなか面白いので結構行く。会員になってもよかったかな。