シティフィル タコ5 藤岡 | クラシックコンサート鑑賞日記

クラシックコンサート鑑賞日記

コンサートの余韻を楽しむブログ

2021年9月3日(金)オペラシティ

 

千住明:月光 -尺八、十三弦箏とオーケストラのための-
大島ミチル:箏と尺八のための協奏曲 -無限の扉-
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調

指揮:藤岡 幸夫
箏:遠藤 千晶
尺八:藤原 道山

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 

 

 

なんと初・藤岡さん。

藤岡さんのショスタコが初めてなのではなく、藤岡さん自体がはじめて。

有名どころでまだ聴いてない人は、小林研一郎、佐渡裕。佐渡さんは新日の音楽監督になるそうなんで今後聴く機会が多いだろう。

 

前半は、和楽器とコラボとか苦手なんだよなーと思っていたが、結構面白く聴けた。

特に箏の遠藤さんは所作に強い女将感が漂っており、只者ではないオーラが。

千住明、大島ミチルともになかなか聴きやすい楽曲で、特に大島ミチルは映画音楽のようだった。

とはいえ、知らない曲を2曲連続で聴くのは結構疲れた。

 

後半のショスタコはそんな前半の疲れを完全にぶっ飛ばしてくれる名演だったと思う。

だらける箇所もまったくなく、最初から最後まで全部興奮した。

 

第1楽章の中盤からのスピード感、煽り感も申し分なく、第2楽章のそれぞれのソロもよかった。

この前の読響ヴァイグレより良かった。

第4楽章冒頭で変にゆっくりためなかったのが特にいいと思った。

ためてためて大爆発よりも、普通〜早めのテンポではじまるほうが好き。

藤岡さんの指揮がすごく熱く、オケがこれ以上ないくらいに応えていたと思う。

 

タコ5はよく演奏されるが、聴けば聴くほど深いなぁと思った。

 

シティフィルはタコやらブルやら積極的にやってくれてとてもありがたい。

毎回楽しみにしている。

 

最近よく行っている東京ニューシティ管もなかなか面白い演目をやる。

面白い演目といえば、9/29の読響&宮田大で演奏されるゴリホフのチェロコンチェルトが非常〜〜に楽しみ。いま予習中だが、死ぬほどかっこいい曲で1日に何度も繰り返し聴いてしまう。