読響 井上 ブル7 二日目 | クラシックコンサート鑑賞日記

クラシックコンサート鑑賞日記

コンサートの余韻を楽しむブログ

2020年11月29日(日)東京芸術劇場

 

ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB.107

指揮=井上道義
チェロ=北村陽

 

 

読響&井上さんのブル7、二日目。

今日は昨日よりテンポがゆったりしていた気がする。かなり重量級だった。

今日は昨日と全く違う席で、3階。
響きも全く異なり、残響も少なかった。

 

昨日はステージ真上。それはそれは、ダイレクトに音が降ってくる極上の環境だった。これ以上ない至福のブルックナーのシャワーを浴びることができた。

同じオケ、同じ指揮者、全く同じ曲でこうも響きが違うとなると芸劇の3階席とはなんぞやと思ってしまう。

 

サントリーの時も思うが、ステージの真上の音と響きの良さは別格。なのに安い。これはこの席を知ってるクラシックファンへのちょっとしたプレゼントなのだろうか?


席のせいもあって昨日とは印象が違うけれど、それでもやはり圧巻であった。
そしてやはり第2楽章で泣いた。
3階席とはいえ、今日もあっという間の演奏だったし、幸福死感あり、宇宙を感じた。

 

この2楽章とやらの美しさは本当に尋常じゃない。

何もしてないが懺悔したくなるような美しさだ。

 

席による響きの問題はあるが、今日も大変満足だった。

芸劇の時はなるべくケチらず前の方を取ろうと思った。

(今日もこれでもA席だけど)以前S席以外の2階席で極上の響きの席を見つけたが、どこの席だったかな。。。ブログを読み返して見つけておこう。

 

前半のチェロは今日の席の方がよく聞こえた。

独奏部分は息を飲むような技巧。あっぱれでした。

アンコールは昨日と同じユーモラスな曲。何の曲なんだろう?


本日は拍手鳴り止まず、井上さんのカーテンコールあり。

これだけの演奏、当然だと思う。二日続けて聞いてもまだ足りないくらい素晴らしい演奏だった。