ロト 都響 フランスバロック ダフニスとクロエ | クラシックコンサート鑑賞日記

クラシックコンサート鑑賞日記

コンサートの余韻を楽しむブログ

2020年2月2日(日)サントリーホール

 

ラモー:オペラ=バレ『優雅なインドの国々』組曲 

ルベル:バレエ音楽《四大元素》 

ラヴェル:バレエ音楽《ダフニスとクロエ》(全曲)

 

指揮/フランソワ=グザヴィエ・ロト 

合唱/栗友会合唱団 


 

前半は完全に苦手な分野。チェンバロがある時点で完全に苦手である。予習もキツかった。

タフニスとクロエも特に好きではないが、2年前にオペラシティで聴いたロトとレ・シエクルのハルサイが猛烈に素晴らしく、「ロト」という文字を見ただけでチケットをとった。
この演目、普段なら絶対に聞きにいかない。

ラモーのオペラ=バレ、そもそもオペラ=バレとはなんぞや。

コンサートに行くようになってから、メロドラマだのオペラ=バレだのよくわからない語彙にぶち当たるw 色々なジャンルがあるのだな。

オペラ=バレとは、フランスのバロックオペラで人気のあったジャンルで、1幕ごとに完結らしい(ネット情報)。


この苦手なバロック音楽、打楽器が面白かった。
チベット仏教の儀式で使いそうな鈴がたくさんついた大きな謎の楽器。出番は一瞬だったが、この一瞬だけのために、わざわざこの楽器をどこかからか借りたのか。


次の曲のルベルの四大元素も苦手の頂点w 

注目の指揮者という理由で苦手なジャンルでも聴きに行くといえば、ソヒエフ。ソヒエフの時は好きな演目はもちろん、嫌いな演目でも全部行ってる。ソヒエフがもしパーヴォの後釜だったらN響の会員になろう。

 

曲中にオーボエ、ファゴット、ヴァイオリンの立奏あり。オーボエは特に良かった。
打楽器が右手に太鼓のバチ、左手にタンバリン、足には鈴をつけて一人三役。
曲はザ・古典だが、視覚的には飽きずに済んだ。


ダフニスとクロエは実演は初めて。
かなり巨大な編成に合唱もつく。合唱はほぼ「あ〜」なので歌詞付きよりは楽だろうとか余計なこと考えた(笑)

ロトは、こうした巨大な編成の音を取りまとめるのがうまいのか、非常に神秘的な素晴らしい音色。
ソロではフルートが素晴らしい。

映画でも見ているかのような大それた音楽だったが、今日の演目自体が自分の好みの楽曲ではない。

しかし、演奏は素晴らしかったし、合唱もよかった。指揮ももちろん最高だった。

ロトのソロカーテンコールあり。まぁあるだろう。あれだけの演奏をしたのだから。

今週末、シティフィルでショスタコのチェロコンチェルトがあったようで、チェックしておらず、非常に悔しい。
前日の2番に引き続き1番を連日で聴けたら幸せだったのになぁ。
でも、昨日の読響、とても良かったのでまぁいい。