2020年1月24日(金)すみだトリフォニーホール
バーンスタイン:『キャンディード』 序曲
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 ヘ調
バーンスタイン:オン・ザ・タウン
ガーシュウィン:パリのアメリカ人
【アンコール】
ガーシュイン:ストライク・アップ・ザ・バンド
指揮:キース・ロックハート
ピアノ:小曽根真
新日本フィルハーモニー交響楽団
錦糸町で平日マチネ。
とても楽しかった!
かなり前にとったチケットだったので、転職後の平日昼間に行けるのか不安だったが、無事に楽しむことができて良かった。
指揮者のロックハートが結構ムードメーカーだった。
ひと昔前のアメリカのTV番組の大司会者のようなオーラがあった。
今日はバーンスタイン、ガーシュインのプログラム。
演奏はめちゃめちゃ楽しかった。
ピアノ曲があると、手が見たくて前の方の席をとりたくなる。1階のかなり前だったこともあり、視覚的にも楽しめ、しょっぱなのキャンディードは心踊った。
とても元気で、これからの演奏を期待させる演奏だった。
今日のガーシュインのピアコンは2度ほど予習しただけで、あとは実演を楽しもうと心に決めていたこともあり、ほぼまっさらな状態で聴いた。
小曽根さんのアドリブなんだろうなという箇所は、えげつないほどかっこよかった。クッソ!痺れる。センスの塊だなぁ。
終演後はブラボーの嵐。
凄く気持ちいい演奏だった。
休憩後のオンザタウンは、知ってる曲だし、と思って予習なしで挑んだら、知っている曲は2曲だけだったw
終演後、指揮者が客席を振り向いて終演を合図。客席もよくわかっていなかった模様。
パリのアメリカ人は実演では2度目。
オケの音がとにかくよく響く。
弦の音色が揃っていてとても美しい。
ムードメーカーのロックハートがアメリカンな音を新日本から引き出していた。
今日の音色といい、指揮者ロックハートのオーラといい、「古き良きアメリカ」のアトラクションへ連れてこられたような心地よさ。
希望に満ち溢れ、未来に向かってテンポよく突き進むような演奏だった。
ロックハートは、解説によると35歳でボストン・ポップス・オーケストラに就任とのこと。“ポップス”というのが本当によく当てはまる。とても楽しい演奏を聞かせてくれた。ブラボー!