井上道義 オーケストラアンサンブル金沢 レクイエム | クラシックコンサート鑑賞日記

クラシックコンサート鑑賞日記

コンサートの余韻を楽しむブログ

2017年3月22日(水)オペラシティ

 

・バルトーク:ヴィオラ協奏曲(シェルイ版)

・モーツァルト:レクイエム(バイヤー版)

・ヴィオラアンコール:ヴュータン:無伴奏ヴィオラのための奇想曲「パガニーニへのオマージュ」

 

指揮:井上道義

ヴィオラ:ダニイル・グリシン

ソプラノ:半田美和子 アルト:福原寿美枝

テノール:笛田浩明  バス:ジョン・ハオ

合唱:オーケストラ・アンサンブル金沢合唱団

 

 

ちょうど1ヶ月前の井上さん大阪フィルのショスタコ祭りが凄すぎて、モーツァルトはどんなだろう?と実はあまり期待しないで行きました。

ショスタコーヴィチを壮絶に演奏する人がモーツァルトをモーツァルトらしく演奏するとは思えなかったので。。。

 

本日のレクイエムは、う〜〜ん予感的中で、感動できるとは言い難かったです。

 

はじめ、テンポ早いなぁ〜、ちょっとハードコア・レクイエムだな。。と思いました。

どうにもオケが前半のヴィオラからバラついていてまとまらず、統一感のない演奏でした。

要するに、ガタガタでした。

 

しかし、合唱はだいぶ素晴らしかったと思います。

あと、バスのジョン・ハオさんの声が非常に美しかった。

 

ソプラノは、森麻季さんだと勘違いしていたので、出てきてあれ??違う人だと焦り、張り紙もなかったし館内放送もないし。。。。とオタオタしていたら森さんは金沢のみでのご出演でした、残念。

 

アルトの福原さんの声もとても素敵でした。

貫禄のある太い声です。

 

私的にはテノールがイマイチでした。なんだか音をとても伸ばしすぎているような気がして。。。ちょっと表現力に乏しい気もしました。

 

前半のヴィオラ、音はとても綺麗でした。

プロレスラーのようなロシア人の大男が奏でていましたが、美しく響いていました。

けど、結構ミスもありましたね。

アンコールの曲は、とてもかっこよかったです。

 

いつも思うが、ホルンってとても音の調整が難しいのかなと思います。

どうしても「ぷわ〜〜ん」と音をはずすことが多い。

大きい音でもこれだけはずすのだから、弱い音を出すのは至難の技でしょうが、昨年、弱い音を非常に美しく演奏しているホルン奏者がいました。

どこだっけな〜〜〜。外国オケなのは間違いない。すっごいと思ったんだけど。。。