振り回されていた母親を見かねて
離婚するように勧めたことが
何度もあった。

しかし母は、離婚後
子供三人を養っていくことはできない、
自分さえ我慢すればいい
という考えを貫いた

私はそんな両親の元、
もしそんな夫だったら
絶対離婚してやる
そのためには、
手に職をつける必要がある‼︎
と、考え看護師になった。

看護学生として働きながら学校に通い、
5年かけて看護師になった。
そして結婚、長女を出産し、
この地に越してきた。
次女を出産し
再び看護師として
働きたいと思うようになり再就職
長男を出産し一年育児休暇
それから約22年間の
看護師生活が続き、
今春ピリオドを打った。

ゆっくりと時間が取れるようになった今
娘達とそれぞれに話しができる時間が
持てた。

次女は、幼い頃から高校生になっても
尚、『仕事辞めて、うちにいてほしい』
と、言い続けていた。

しかし、私はそれをきちんと受け止める
ことなく、聞き流していた。

長女と末っ子長男は内心では
思っていたのかどうか不明だが、
聞いた覚えはない。
しかし夫や姑、亡くなった舅の
おかげで三人共、
寂しい思いをすることなく
素直に育ってくれた…?
(と、思っている)
でも、本音を聞いてびっくり
長女は、『気が付いたら、
私の近くに母さんはいなかった。』と。
次女は、『小学生の低学年の時は、
学校では意地悪で、友達がいなかった。』
二人共、そんなに
寂しい思いをしてたなんて‼︎
胸が締め付けられる思いがした。 

息子とは、まだ話しをする機会がないので
本音は、わからないが姉達と同じような
思いをしていたのかもしれない。

改めて母親としての自分の存在に
気が付いた

そして娘達は、それぞれに言った。
『私は結婚したら、自分の子供に
そんな寂しい思いは、させない。』と。
『私は、なんてひどい母親だったんだろう。』
と、心から反省し、娘達に謝った。
タイムスリップして
必死で、もがいている幼い子供達を
『よく頑張っているね』って、
抱きしめてあげたいと涙が流れた。
ひと昔前の私なら、
この言葉に落ち込んで、
悲劇のヒロインのごとく
自分を責めて
卑下して
『母親失格〜』って、嘆いていたはず。
でも今の私は違った

私を反面教師として、
それぞれ子供達なりに
学び得たものがあるはず。
あなた達が
魂の成長において
私という母親を選んで
私の元に生まれてきたはず
それをどうか今後の人生に
活かしてもらいたい‼︎と、願った。
三人の可愛い可愛い子供達
私の元に生まれてきてくれて
ありがとうo(^▽^)o
宇宙よ、今日もありがとうm(_ _)m