「凛」~ 2013初釜 vol.2 ~ | 建築のたびblog +.+mokonote+.+

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~建築のたびと日々のできごとを写真とともに綴ります~

正月の華やぎを表す“初釜”の主菓子

  懐石の料理が終わると、亭主から主菓子がすすめられます


表千家の定番は『常盤饅頭』

  黒漆塗の食籠で出され、黒文字(くろもじ)でつき挿し懐紙に取ります



建築のたびblog +.+mokonote+.+-初釜9

■主菓子

□菓銘:『常盤饅頭』

 ※白い薯蕷饅頭の中には、松の翠を表現したうぐいす色のこしあんがきっしり!

□ご製:御菓子所平安堂梅坪』さん


主菓子をいただいたところで《初座》が終わり、

  中立ち。。いったん茶室を退席します


喚鐘の音により“初釜”の最終章《後座》を迎えると、

  いよいよ亭主のお点前が始まります


中立ちの間に掃き改め清められた床には、

  結び柳と椿の花 椿



その凛とした姿と相まって、

  空気はピンッと張りつめます


そして、年に一度しか拝見できない先生のお点前!


■御濃茶

□茶銘:『千歳の昔(ちとせのむかし)

□お詰:『岸松園』さん


続いて、お薄は先輩社中のお点前



建築のたびblog +.+mokonote+.+-初釜10

■干菓子

□そぎ種煎餅:『非時香果(ときじくのかぐのこのみ)

 ※「時を選ばず香る果実」という意。。柚子あんをはさんだ爽やかな風味♪

□落雁:『巳』

 ※干支菓子

□ご製:御菓子処『多津瀬』さん


■御薄茶

□茶銘:『松声の白(しょうせいのしろ)

□お詰:『岸松園』さん


この御薄茶をもって“初釜”は終わります


はぁ~‥、

  毎度緊張しますが、至福の時を過ごしました


お茶の稽古にも精進します 抹茶和


+.+Fin+.+



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