「松無古今色」~ 2013初釜 vol.1 ~ | 建築のたびblog +.+mokonote+.+

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~建築のたびと日々のできごとを写真とともに綴ります~

新年を寿ぐ茶事“初釜”



床の掛物や、

  釜や棚などの道具の取り合わせを拝見し、

   《初座》が始まります


床の掛物の書は、

 「松無古今色松に古今の色なし~


幾歳月を経ても、

  松は常に青々としていて変わることはなく、

    その緑こそ日本の誇りとする意


今年は、亭主である茶道教室の先生の還暦を祝うものとなり、

  いつにも増して御祝い度が高まるお茶事となりました



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■折敷:飯、汁、向付

□汁 :手まり麩 // 汁の替え:結びかんぴょう

□向付:鮃の昆布締め ※防風、水前寺海苔、わさび添え



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■煮物椀:海老真蒸 ※帯人参、春菊、鶴大根、松葉ゆず、舞茸添え



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■焼き物:鯛の塩焼

■預け鉢:鴨ミンチボール、赤目芋、春菊



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■強肴(しいざかな):蓮根、こんにゃく、防風軸のタラコ和え



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■箸洗(はしあらい):のし梅、梅の花びら ※写真なし

■八寸(はっすん) ※箸洗いの蓋が八寸の取り皿になります

□海のもの//からすみ

□山のもの//蕪の酢のもの

■湯桶と香の物:広島菜、奈良漬、大根

        ※湯桶:おこげを湯で戻したものを残りの飯にかけていただくのですが、

              これには、「椀を掃除して返す」気持ちが込められています


+.+つづく+.+



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