新年を寿ぐ茶事“初釜”
床の掛物や、
釜や棚などの道具の取り合わせを拝見し、
《初座》が始まります
床の掛物の書は、
「松無古今色」~松に古今の色なし~
幾歳月を経ても、
松は常に青々としていて変わることはなく、
その緑こそ日本の誇りとする意
今年は、亭主である茶道教室の先生の還暦を祝うものとなり、
いつにも増して御祝い度が高まるお茶事となりました
■折敷:飯、汁、向付
□汁 :手まり麩 // 汁の替え:結びかんぴょう
□向付:鮃の昆布締め ※防風、水前寺海苔、わさび添え
■煮物椀:海老真蒸 ※帯人参、春菊、鶴大根、松葉ゆず、舞茸添え
■預け鉢:鴨ミンチボール、赤目芋、春菊
■強肴(しいざかな):蓮根、こんにゃく、防風軸のタラコ和え
■八寸(はっすん) ※箸洗いの蓋が八寸の取り皿になります
□海のもの//からすみ
□山のもの//蕪の酢のもの
■湯桶と香の物:広島菜、奈良漬、大根
※湯桶:おこげを湯で戻したものを残りの飯にかけていただくのですが、
これには、「椀を掃除して返す」気持ちが込められています
+.+つづく+.+
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